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月刊 異世界農業  作者: オマリー
月刊 異世界農業 第2号 =異世界での元気な土づくり特集=
20/52

=異世界での元気な土づくり特集=  異世界農業の最新技術開発①

月刊 異世界農業 第2号

=異世界での元気な土づくり特集=  異世界農業の最新技術開発①

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さぁ今日も仕事仕事!

そろそろ農業ギルドに来て2週間。

今日はバルトラさんのところで農機について教えてもらうつもりだ。

「バルトラさん、おはようございます!」

「おう!どうした!朝っぱらから!」

「今日は、農機について勉強したいと思いまして。」

「うーむ。めんどくさいのそりゃ。」

はっきり言った!

若者を育てないとかいーけないんだ!

「まぁまぁ、そこをなんとか。」

「ちょろちょろされても邪魔だ。」

「邪魔しませんから〜。」

「もうすでに邪魔だ。」

「魔力炉の仕組みだけでもいいんで、どうかこの通り!」

渾身の寝下座をしてみせた。

「何じゃそのおかしなポーズは。」

「それだけだぞ。めんどくさい。」

「わぁい!」

そう言うとバルトラさんが倉庫の隅にある魔力炉を持ってきた。

「これでいいだろ。これはヤンマのやつだ。」

「あいつは魔力の扱いは上手だが絶対量が足りんでな。」

「まぁこれなら支障ないだろう。」

「魔力炉はどのように動いているか知ってるか?」

「まったく!」

「期待しておらん!」

えーっ!ショックぅ!

「実際は単純な構造だ。」

「魔力炉とは、本来この魔力貯めてる器を指すんだ。この魔力炉に貯めた魔力がこのバルブから吹き出す。そして、このピストンに練り込まれている火の魔石が魔力に反応してこの中で爆発を起こす。それによりピストンが押し出され、クランクシャフトを回すことで動力となるわけだ。」

へー。意外にあっちの世界のエンジンと変わらないんだぁ。

「なるほど。」

「速度の制御はどのようにしているのですか?」

「魔力量が多く流された時は車輪側のプーリを広げてエンジン側のプーリを狭める。魔力量が少ない時はエンジン側を広げて、車輪側を狭める。それだけだ。」


うん!わからん!


「もういいか。こんなもんで。」

「はい。ありがとうございました!」

「さっさと行け!」


追い出されてしまった。


とても興味深い話だったなぁ。

エンジン自体はあっちの世界と変わらない構造だった。

なんだかんだ行き着く先はあの形になるのかな?

魔力を使う分、操縦者に負担がかかるのが今後の課題かな。

まだまだ俺には知らない事だらけだな!


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月刊異世界農業を読んでいただきありがとうございます。

今回で第2号終了です。


次話より第3号となります。

第3号では大雑把ゴリラことヤンマが主役の話になりそうです。


今後とも 月刊異世界農業を よろしくお願いします。



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