都市伝説
夜中にベッドで目が覚める。
部屋の電気はつけっぱなし。胸の上に乗ったスマホ。そして、ノイズを垂れ流すラジオ。
どうやら寝落ちしてしまったようだ。
時刻を確認すると午前三時。ラジオの放送はとっくに終わっている。
私は電源を切ろうとラジオに手を伸ばした。
しかし突然、ラジオから暗い音楽が流れ始める。
普段なら気にすることなく電源を切るのだが、何故か私はそれをしなかった。
「臨時放送です。」
抑揚のない男性の声が流れ、次々と名前を読み上げていく。
この時点で私は気づいた。
これは都市伝説でよくあるその日の死亡者を予言する番組だ。
金縛りに掛かったように体が動かず電源を切りたいのに切れない。
その間にもどんどん名前が読み上げられていく。
最後に「以上が本日の犠牲者です。」というようなことを言うのだろうが、それを聞いてしまったらショック死をしてしまうかも知れない。たが、体が動かない。
そして・・・
「以上。」
とうとうここまで聞いてしまった。私の心臓は爆発寸前だ。
「昨日の放送に携わった方々です。」
それを聞いた私の心臓はいろんな意味で止まりそうになった。
「この放送をお聞きのみなさん、こんな時間まで起きてるから怖い思いをするんです。早く寝なさい。」
そして、放送は終了した。
私は速攻で放送局に苦情を入れた。




