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うんこの叫び

うんこ! うんこうんこうんこ!

ぶりぶりーっ!


中年男性たちは叫んだ

これは世界への叫び

心の中の小学生が

俺達を絶叫へと駆り立てる

ああっ ああっ ああっ

みんなで一斉にスクワット

全身から汗が吹き出す

おじさんの脂汗だ

見ろ

ぬるぬるしている


明日が来る前に少しでも

夢を見させておくれ



朝起きるとまだ東の空が明るみ始めたばかりだった

もうずいぶん日が短くなったね

そんなことを思いながら身震い

十一月だよ

思えば随分遠くへ来ちまったものだ

身の丈に合わないことをして

成功も失敗もして

縁もゆかりも無いこの街で

新聞紙にくるまっている

無駄だとは思わないけどね

なにやってんだろうなあっていう

人生だよね



せめて行き先くらいはあれば良かったんだが

初乗り切符を買い

列車に乗って

東京から離れていく

そうだ俺は東京にいるべきではなかった

考えたのはそれだけだった

いるべきではなかった街から離れていくと

ああ俺はいるべきではなかったんだなあと

肩の荷がおりた気がした

まあとりあえず

浜松で餃子でも食べようかしら

列車の窓には

根府川の海

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