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つらいんだってね

つらいんだってね あの人

もうしんじゃうんだってよ

そうなの?

だめらしい

そうか


しかし彼はしななかった

しぶとい



もしも優しさがあるのだとしたら

こう言ってあげてほしい

「ほどほどに生きてくれ」

ああ、それを言われて思い出したよ

まだ雪が降る少し前の寒い日

家の近くの道を歩いた

お正月休みが楽しみだったあの頃

みかんの匂いがして

私はうれしくなったのだ



勝手に叱られてろクソ野郎ども

そう悪態をついた思春期の男子

だれもいない校舎の階段の裏で

薄暗い埃にまみれてひとりで怒る

かと思えば

うぴょっ うぴょっ うぴょっ

と飛び跳ねて踊る

それはあたかも狂人



すべてをネガティブにとらえてしまうんです

そうか、それは大変だね

なにもかも不安なんです

つらいね、頑張ったんだね

もう本当に生きるのがいやで、明日は休みなのに

(あるいはまた)

私は都会で生きるのに向いていないのかもしれません


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