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ぶすりと

やってしまうしかないのか 日本刀でぶすりと

戦国時代に作られたというその刀は 切れ味抜群

何もかも 無に帰してしまうでしょう

思えば長い人生だった

東北地方の田舎に生まれ

努力していい大学に入り

ほどほどの会社でほどほどの仕事をした

人生の長さのわりに得たものも生み出したものも少なく

世間からすればいてもいなくても大差ない

そんな人間の最期でございます

とくとごらんあれ

ぶすり



冥土の土産と思い持ってきた美少女フィギュア

なんだか場違いな気がして

三途の川のほとりに置いていくことにした

それを見た誰かが言った

かわいそうではありませんか?

たしかに そうだ

そうだ そうだ みんなが言った

みんなで祠を作った

美少女フィギュアを置いた

すこぶる良い出来だった

そのフィギュアは今も見ている

人々が死へと向かうのを



中華料理屋のテレビに映るアニメ

そこでひとり人が死に

探偵が犯人を探している

メニューのおすすめの麻婆豆腐を注文し

水を飲み まあ普通の水道水です

お姉さんが怪しい あの美人の

と店員が言った

そうかなとぼくは思う

これはどんでん返しがある展開ですよ

熱々の麻婆豆腐が来る

うまい、熱い、汗が滴る

水を飲む

いやあ、いい店ですね

あっという間に食べ終わり 会計をして店を出る

テレビに映るアニメでは

お姉さんが捕まっていた

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