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いやなことばかり

いやなことばかりあるんですと彼は言った。

困ります困ります。

だってねえほんともう。

はあ。

かつてイケメンと呼ばれた彼も

いまはもう 疲れた顔のイケメンと呼ばれる。

なつかしいことだよ昔は。

はるか昔。

太古、知らない生物が陸上を闊歩していた頃。

おぼえていますか。

僕はもうわかりません。

いやなことばかりあるから。

いやなことばかりあって 世の中は 埋め尽くされてしまう。


ポイント つきました。

ほんの少し。

幸せではない。

むしろそれは 手に付着した虫のようで

あってもなくても 、いい。

今日あったいやなことを

それで忘れられますか。

忘れたいなら ひとつ教えてください、

ここは 幸せな場所ですか。

こたえはどちらでも 、いい。

でもちょっと気になる

あなたのこと。

その爪の先に詰まった

汚れのこと。


頭をぐるぐるさせている。

古びた蛍光灯の下で。

時代遅れの音楽が鳴る部屋で。

ここで私は 生まれ育ち

ときに外に出て草原を馬で走り

小さな庭で花火をした。

昨日のこと。

めまぐるしく回る時代

幼少期を過ごした。

キーボードを叩く音ばかりが聞こえる

喫茶店の中。

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