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1分程度で読める、掌編小説集です。「こちら」から、他の掌編小説を読みにいけます。

私の定義

作者: 行世長旅

私は自分自身が嫌だった。


見た目が悪く、頭も悪く、心は悪人そのものだった。


それでも私は私なのだ。受け入れるより他ない。


そう思っていた時だ。救いの手が差し伸べられ、私は変わる機会を得た。


私が嫌な私は、私を変えることを決意した。


そして私は見た目が良くなり、頭も良くなり、心が善人そのものとなった。


私は嬉しかった。嫌っていた私とようやくお別れできたのだから。


変わりきった私には、以前の私の面影なんて無い。


誰も私を私だとは分からない。


……あれ。嬉しいことなのに、何故か気持ちがスッキリしない。


私って、何が私なの…………?

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