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大黒ふ頭で…

結局はどうでも良かった…


ボクは、何かを変えられればそれでよかった…

だから、なんとなくだったんだ…


しかし、ボクは思った…大変なところに来てしまった…


そこは、いわゆる、日雇いの派遣会社…

社会において、税金上で上に上げることができないような

働き手が来るところである…


なるほど…とボクは思った…

ご想像にお任せする…


ボクは、そこで、働くために、面接に入る…

面接3分で終了…


相手は、かえって履歴書を提出されたことに戸惑っている雰囲気もした…


ボクは、こんなものなんか…と


仕事をなめてしまった…


初日の現場は、印刷の工場だった…

夜勤のために、徹夜仕事になるのだったので

ボクは寝てから行ったのだが…


さすがに、きつかった…


ボクは、掃除をしたり、ものを運んだり、てんてこ舞いに働いたが…

一生懸命に働くことを、高校の頃のアルバイト先で褒めれれていたこともあり

テストのようなその現場でボクは少しよく思われたらしい…


というより思われてしまった。


二度目の現場は、凄まじかった…


ボクは、徹夜続きで、次の現場に入るが…

鉄の塊や、色々な、戦車の部品のようなものを

担ぎまくり、走って行って、鞭打たれるように

怒鳴られまくり、箱詰めしていく…


やっぱりこういう世界なのか…


ボクは初回の現場が続くのか?と

安心していたのだが…


こんなところで、慣れてしまっては、

大変なことになりかねないな…とも思った…


楽しい仲間ができたりもした…

しかし、そういう仲間はそのば限りだった…


あまり、話が合いそうな相手でもなかった…


ただ、ボクのような人間がなぜここにいるんだ?

と言われては…


ボクも、なぜあなた達はここにいるんですか?

とも言えず…


癒やし系のように、ボクはただこの現場で

ただただ、ぼんやりと働き続けて、2ヶ月ぐらいが過ぎようとしていた…


ボクは眠かった…


突然事件は起こった…


友達で仲の良い爺さんが…

ぼんやりとこちらに近づいてきて居るな〜と思った瞬間


大きな鉄製の台車の橋にボクは乗ってしまって

気がついたら、その台車は、前輪を大きく跳ね上げていた…


その台車は、ガターン!と大きな音を立てて

その場に落ちた…


その老人は、びっくりして尻込みをついたが

なんともなかったのだが…


突然人呼吸おいて、いたいいたい!…

と叫びだしたのだった…


その老人は、バスの中での話で

自分のもっている会社がすごい借金をしていて

そのうち生命保険でも、かけて死なないとな?

とぼやいていたのを思い出した…


やばい、はめられる…

とボクは思った…


突然…バコ!


ボクは、殴られた…

もう一人の、ヤクザ上がりの先輩が

ボクの顔面を殴っていた…


ボクは、そうか…ととっさに

その状況の空気を把握した…


その先輩は、その状況で、然り倒して

その場を丸く収めようとしてる雰囲気に思えたんだ。


そして、その晩は、リーダーに呼ばれ、

君の処分は、君の派遣会社で、言われると思う。


とだけ言われ、その帰りのバスで、ぼんやりと

景色を眺めながらボクは、ふと

大黒ふ頭を横目に

岐路についていた…


その後、その老人は、派遣会社についてから、

色々と、ごねていたのだが、

大きな請求もなく、ただただ、その場は流れた…


ボクは、現場を変えられることになった…

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