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今回は遥佳目線!!

「遥佳ちゃん!」

「え……?」

私が目を覚ますと、そこには柚伊里、瑠奈、そして見知らぬ顔が二つあった。

それに、天井もあった。

私、部屋にいるの?

二人を学校に連れて行くはずだったのに……。

何してたの?

私は、なぜこんなところにいるの?

「遥佳ちゃん、大丈夫?」

「大丈夫……。ここ、どこ?」

私が訪ねると、見知らぬ人が答えた。

「病院よ。大丈夫?」

こんな大人びた口調なんだから、きっと看護師さんだ。

じゃ、もう一人は……?

私は何で病院にいるの?

「あのねっ、遥佳ちゃんを助けてくれたんだよっ!」

は?

あ、瑠奈か。

瑠奈だったら、こんな話し方でも信じられなくないけど。

「も~、瑠奈ったら、そんな話し方だったら伝わらないでしょ。」

柚伊里が言った。

さすが柚伊里だなぁ。

良かったよかった。

やっぱり柚伊里がいたら安心だなぁ。

それにしても……。

私は何でこんなところに?

「ねぇ、私なんでこんなとこにいるの? 学校はどうしたの?」

私の問いかけに、二人が口をそろえて言った。

「倒れたんだよ。」

はぁぁぁ!?

じゃ、そのせいで二人の学校生活初日を台無しに!?

何で倒れたの!!

このバカ!

「ごめんね、瑠奈、柚伊里……。」

私は泣きそうになりながら言った。

すると二人は笑って、「大丈夫!!」と答えた。

なんていい子なの……。

誰に育ててもらったんだろう?

学校長か。

学校長、この二人に執着してたんだなぁ。

だからこんなに大きくなってから、人間界に来たんだ。

私なんか、5歳に来たのに。

つじつまが合わないかな?

二人はたしか、一人では生活出来ないから遅くなったんだよね。

じゃ、私は何でこんなに早くここに来たんだろう?

学校長は、何を考えているの……?

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