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隠れ蓑  作者: 黒青
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私は思ったよりも多くの食材を確保したので、そのまま急いで戻ることにした。


私の確保している場所は、何かの食品メーカーで見つからないように気を付ければ、信じられないくらいの食材を確保できる。

海老にホタテにパン、ときには買ったら幾らするか分からないような肉の塊もある。

すべて賞味期限が過ぎているが、真空パックされているし今の時期は、外気も低いので問題は全くない。


今日は海老を3キロほど確保した。

相良さんに1キロも渡せば文句もないだろう。

ついでに貴重品のタバコも買っていこう。

買うときに変な目で見られるがそれも馴れた。


ねぐらに着くと相良さんが毛布を数枚とダウンジャケットを用意してくれていた。

「これだけあれば少しはマシだろう。」

確かに少しは寒さを防げそうだ。

「凄いですね。ならこれで足りますか?」

私は海老を1袋渡すが、相良さんの片目が細くなる。

足りないということだろう。

「では、あとはタバコを5本で。」

私から素早く受け取り、早速1本に火をつける。

「飯にしようぜ。」

鼻から煙を出しながら相良さんは川辺にボロボロのカセットコンロと段ボールを持っていく。

私も鍋と海老を片手に後についていく。

この生活をするようになって、初めて知ったのだが町中の川辺にも野生の大根などか生えているのだ。

今日は海老鍋だ。

川で魚でも釣れば更に豪華になるが今日はやめておこう。



飯を食い終わり相良さんは昼寝に寝床に戻った。

私はタバコに火をつけスマホとソーラー充電器を取り出しアプリを開く。


≪犬さんにメッセージを送ります≫

『次はどうしますか?』


送信後、すぐにアプリを閉じ充電を始める。

私の契約者に渡された唯一の連絡手段の電池を切らすわけにはいかない。

しかし、ホームレスに最新のスマホか…

似合わないにも程があるな。

私は後ろに誰もいないか目で確認して、大きくタバコの煙を吐いた。

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