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ごった煮。  作者: 冷や奴
7/10

昔むかしの森の中は。

あれ、癒しが一欠片も入ってない……。

 遠い遠い、星の元。



 鮮やかな色は、花の色。


 燻る甘い匂いと、煌々と在る光の香りと。


 この場は淋しくなどない。

 沢山、見付かるものがある。


 苦しければ、こっちにおいで。

 悲しくなったら、思い出せばいい。

 そして楽しくなって、また今度と言えば。



 ――皆みんな、ここを忘れて去っていくから。


 思い出の場所。

 記憶。


 そして、過去。


 名も無くした太古の森。

 楔に囚われた、憐れな少女。


 鎖に囚われ、目の前から消えるのは――…………




 おいで。

 おいで。


 今度は、貴方が唯一人の――……


 待つのは、嫌いじゃないから。

 だから、早くおいでよ。



 ――貴方だと知れた時は、私が貴方を閉じ込めてあげるからね。

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