得られるもの。
完璧を目指さなくたっていいじゃない。
人間誰しも一度は失敗するし、失敗した方が多くの物を得られる。
例えば、色んなプレッシャーから、完璧にならなくてはならないと追い詰められていたら。
いろんなことで悩んでても、そのどれもが、今、目の前にある物に比べれば、きっと些細なものなのだろう。
しかし、その悩みを解決したとき、今度は蔑ろにしてきたことが、一番大事になって。
それも終われば、次があって……。
あまりにも苦しくて、でも全て完璧にこなさなくてはいけない。
でも、よく考えれば、別に完璧でなくてもいいはずだった。
本来ならば。
そう
本当は、そこで無理してはいけないのだ。 無理して完璧を目指したら、それは己を壊すだけ。
己を犠牲にしてまでも必要な「完璧」なんて、ありはしないはずだ。
だからこそ、己に無理がない、気楽な「完璧」でいいのだ。
今までの己を振り返って、己の歩んできたこの人生を思い返すときも必要だし、それを踏まえた上で、己が何をしたいのかを見つめ直すことだって、重要。
そう、そちらの方が、「完璧」よりもずっとずっと、大事なこと。
ならば、無理して完璧を目指す必要なんかない。
己が本当に望むことをし、本当に必要なところだけをこだわって、毎日を充実させることの方が、「完璧」をひたすら目指すよりも己を豊かにする。
そうした小さな積み重ねは、いつの日にか「完璧」を超える力となるのだ。