魔法は人を変える
※残虐シーンがあります。
今回はついにヘルの魔法が発現!?
どんな魔法が使えるのか楽しんで読んでください。言葉の使い方がまだ弱いのであまり心に来ないかもしれませんが…
ステイタスを見たがカンストとかあるのだろうか?ゲームとかはレベルがMAXになったらステイタスはカンストしているはずなんだが、この世界にレベルの上限はないらしい。つまり、ステイタスは伸び続ける?後でお姉さんに聞いてみよう。レベル上げ続けるのも苦労しそうだな。
「それじゃあご飯でも買って帰るか。今日はヘルの誕生日だし豪華にしようじゃないか!」
「そうね。ヘルの大好きな焼きリンゴを作ってあげるわよ。」
そうここの世界にある焼きリンゴの様な食べ物がすごく美味しいのだ。しゃりしゃりしたりんごも嫌いじゃ無いがやわっこいりんごの方が好みだ。
「やった!ねぇ、いつから学校に行くの?」
もう5歳になったし行けるらしいがこっちの世界にも入学式的なものがあるのだろうか?
んー、学校か上手くやれるといいんだが。
うっ!日本での嫌な思い出が!
「春頃に学校に入るための試験があるな。その試験に合格すれば学校に通える様になる。ヘルは魔法が使えるから魔法剣学校に行くことになるだろう。」
魔法剣学校と言うのが魔法を使えるものが行く学校らしい。
家に帰宅し食事を終えて、眠ろうとしたところにアダムが声をかけてきた。
「そう言えばまだ伝えてないことがあったな。」
なんだろう?伝えていなかったことって。ご飯を食べてる時に言っていたプレゼントは今日は渡せないってやつだろうか。
「プレゼントなら後ででも大丈夫だよ?」
「プレゼントは後で渡すが、それじゃ無い。魔法の取得についてだ。」
「!」
そう言えば肝心なことを聞いていなかった。どうやって魔法を取得するのか。僕としたことが、魔法を使えると知って浮かれていた。
「お、教えて!」
興奮して上擦った声を上げると、まぁ落ち着けと宥めてきた。
「まず6属性あるのは言っていたな?火の魔法を使える様になるのは火を見れば冒険者カードに魔法名が出てくる。同様に水を見れば水の魔法名、土と風属性も同じ感じで出てくるぞ。」
なるほど。ギルドのお姉さんが属性は人を選ぶとか言っていたな。今日は火は料理使ってる時に見たし、水は飲んだし、土は庭を見たし、風は吹いていたから4属性を見たな。冒険者カードに魔法名書かれてたりするか見てみよう。
「……」
何も書いていない。どうやらこの4つの属性では無いらしい。
「何も書いてないな。この様子だと闇か無属性魔法だな。」
「あれ?光なんて見たっけ?」
特に光を見た覚えはないんだが。まさか太陽の光とか言わないよな?いや太陽の光の可能性は全然あるな。
「太陽の光を見たろ?でもまぁ、あまり闇属性はよく見られないから無属性であってほしいな。闇属性は悪役よりな魔法だし偏見がすごいんだよ。」
闇属性だし悪役にピッタリだもんな。
ん?待てよ?僕は閻魔大王に魔王軍を勝たせるために連れてこられたんだし、闇属性なんじゃないのか…?唯一無二魔法であってください。それはそうと。
「闇属性はどうやって覚えるの?夜空を見るとか?」
暗ければ何でも良さそうな気がするんだが。光なんて太陽の光な訳だし。
「闇属性は1年に一回やってくる"サンイーター"っていう太陽がある朝に行きなり暗くなる日があるんだ。その日に発言するんだよ。無属性魔法もそうだがこの2つの魔法はいきなり発現するから周りに危険を及ぼすこともある。」
サンイーターってのは日食みたいな事を言ってるのか。それにしてもいきなり魔法が発現するだとか物騒だな。
「そのサンイーター?はいつなの?」
聞いてみたら、何言ってんだ?と言わんばかりの顔で首を傾げてきた。
「明日だぞ?今日はもう遅いから寝よう。闇属性であってもその、なんだ、気を落とすなよ?魔法が使えるだけで凄いんだからな?」
仮に闇属性だったとして慰めてくれているのか。いい親だな。しょうじき闇属性で確定だと思う。
「ありがとう。そろそろ寝るよ、おやすみなさい。」
「あぁ、おやすみ。」
そしてサンイーターがくる日。アダムは今日の夜ご飯の食材をを買うと言って出かけてしまった。ついでに今日は結婚記念日らしいので冒険者ギルドの人達を呼んでパーティーするらしい。僕はイヴと家でサンイーターが来るのを待っている。
「サンイーターまだかな?」
気になってそわそわしていると。
「もうすぐだから落ち着いてね?」
優しく声をかけてくる。イヴはいつもお淑やかな感じだ。優しいし、怒られた事も一度もない。しかし悪戯をしてくる子供っぽい一面もある。
イヴは魔法剣学校で働いていて保健室の先生みたいな仕事をしているらしい。…僕が人類に攻撃を始める時はアダムとイヴには危害を加えたくない。育ててもらった人達を殺めるのは流石にできない。そんな事を考えていると光がだんだん無くなり暗くなっていく事に気がついた。
「お母さんこれがサンイーター?」
「そうよ。真っ暗になって太陽の光が再び地を照らすには5分くらいかかるわ。それまでは真っ暗なままだから家具とか壁に気をつけてね?」
意外と短いんだな。そして真っ暗になると――
ボトっとイヴの方から、重い何かが落ちる音がした。
「お母さん?」
イヴが何か落としたのだろうか。
『レベルが上がりました。』
「え?」
そんな声が頭に直接響いた。
どう言うことだ?レベルアップ?何故今?
「……」
「お、お母さん?どうして喋らないの?何かやってるの?僕を脅かそうとしてるんでしょ?暗いからってそうそう怖がらないよ?」
「……」
返事がない。
「ね、ねぇ。悪い冗談はやめようよ。今日はお母さんとお父さんが結婚したおめでたい日なんでしょ?そろそろお父さんも食材買ってギルドの人達を連れて帰ってくると思うし。」
「……」
やっぱり返事がない。
だんだん家の中を太陽の光が照らし出す。サンイーターが終わるのだろう。
窓から差す陽がお母さんを照らす。
「ッ!?」
絶句した。椅子に座っていた。イヴの首から上が無い。
ポタポタと血が床に落ちる音が聞こえる。頭がこちらを向いて僕の足元に転がっている。
「お母さん!お母さん!」
恐怖のあまり足の力が抜けて膝から崩れ落ちる様にへたり込む。なんで急に首が!
「ただいまー。今日はギルドの連中連れてきたぞ。昨日に続き豪華な食事ができるぞ!皆んなで楽しもうぜ!そうだ、ヘル魔法は発言したか――」
扉を開け、こちらに向かい歩いてくる。楽しげに話し出したかと思えば僕が見ているものを見て話すのをやめた。アダムは呼吸が荒くなっている。顔色が一変し悲痛な顔になっている。
「…お、おい。ヘル。イヴはなんで頭が落ちてんだよ?なんでこんなに血を出してるんだ?」
「……」
何も言えない。僕にも何で落ちてるのか分からない。アダムの問いかけに答えられず、イヴの落ちた頭から目を離せずに立ち尽くしいた。
「こ、殺したのか?」
「親殺し!」
「このガキ!自分の親を殺したのか!?」
アダムと来ていた冒険者ギルドの人達が声を上げる。
「サンイーターが終わったらこうなってたんだ!僕にも何で首から上が無いのか分からないよ!」
こんな首を落とすことが僕にできるわけがない。ギルドの連中は睨みながらもどこから怯えてる様な目で僕を見てくる。頼むから皆んなそんな目で僕を見ないでくれ!僕はやってないんだよ!僕にできるわけないだろ!
アダムが言った。
「ヘル。お前魔法が発現したのか?」
悲しい顔をしながら、低い声で怒りを隠す様に聞いてきた。周りの人達の目はもう僕を殺人鬼を見る様な冷たい視線を向けられる。この視線どこかで感じたことがある。
「ヘル。冒険者カードを見せなさい。」
普段とは違う言葉遣いのアダムに怯え、僕は無言で冒険者カードを渡した。それを受け取ったアダムは僕の冒険者カードを見て顔面蒼白になった。
「……」
アダムは何も言わない。カードから目を離さない。
「ど、どうしたの?」
恐る恐る尋ねてみる。するとアダムが連れてきたギルドの1人が僕のカードを見て叫んだ。
「おい!この魔法はなんなん――」
言葉は途切れ、ボトっと音がする。あぁ、あの時聞いた後はこれだったのか。
今のがきっかけとばかりにアダムを除く家に訪れていた冒険者ギルドの全員が後退り、首が落ちる。
『レベルが上がりました。レベルが上がりました。レベルが上がりました。レベルが上がりました。レベルが上がりました。レベルが上がりました。レベルが上がりました。レベルが上がりました。』
ボトっボトっボトっボトっと面白い様に首が落ちていく。
アダムは周りを見て言葉を失っている。
「あはは…」
"俺"は今人の首を落とす快感を覚えた。
「あははははははははは!!はぁ、こんなに笑ったのは初めてだ!面白い様に首が落ち、レベルが上がる!首を切り落とす時の感覚!あぁ、気持ちいい。」
「へ、ヘル?お前何言ってんだ!人を殺したんだぞ!?」
「うるさいな。俺は初めて心の底から笑ったんだ。今までに味わったことのない快楽を覚えたんだ。愉悦に浸ってるのに邪魔しないでくれ。」
俺の言葉に顔を引き攣らせたアダムが一歩引くと、首が飛んだ。
『レベルが上がりました。』
俺は今どんな顔をしているのか。とても気分がいい。
落ちてある俺の冒険者カードを拾い、目を通すとそこには魔法名が書かれていた。
「無属性魔法、落とす首ねぇ…」
落とす首の魔法効果
人にのみ使用可能。首を落とすと経験値が2倍。魔法を使用して首を落とすと悪意が増える。モンスターを倒す事で善意が増える。
レベル11
ステイタス
力65
体力70
防御力60
速力65
魔力80
知力90
魔法発動時専用ステイタス
善意0
悪意125
読んでいただきありがとうございます。言葉の使い方は勉強してもっといい表現をできる様にします。このサイトの色々な使い方が分かってびっくりしました。こんな風にできたとは…
そして魔法の発現により善意と悪意が出てきました。ちなみにレベル1時点では善意30、悪意0でした。善意は減ったらマイナスになるのではなく、善意が0になっても落とした首につき5悪意が増える感じです。悪意の増え方は尋常じゃないです。ちなみに上限あります。上限になったらそれもう…
と言う事で次回も読んでいただけると嬉しいです。




