目次 次へ 1/3 初めて知った絶望 目の前に横たわる死体。 四肢がなく、胴だけになっている。それを見つめる俺。 なにも考えたくない。考えることを脳が拒否している。 その死体は俺の命より大切なもの。その命が、俺を庇って、消え去った。 その事実に絶望しながら、か細い声で、 「ステータス」 そう唱える。 「ごめん。俺が弱いせいで。ごめん。俺なんかを助けてくれて。ごめん……。ごめん……。」 もうそこにはいない骸に話しかける。 そして、俺はもう一度、やり直す。