衝動的な私の食欲
……。
うなぎが食べたい。
そう唐突に欲したことはないだろうか。
絶対!きっと!あるはず!
少々取り乱したが、なくてもあっても想像してみてほしい。
じっくりと焼かれた香ばしい香りを。
熱々の白ごはんの上で寝っ転がっているうなぎの姿を。
器の底まで染みこんだたれを。
たまに小さな骨が舌を撫でる様を。
どうだろうか、食べたくなってきたのでは?
今まさに私はうなぎを欲している。
人間の本能の1つとして組み込まれているのではないかとさえ思うほどに。
そして、こう言葉にすることで他の誰かも道連れにしたいと企んでいる。
いざゆかん!うなぎを買いに!