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プロローグ
私は生まれ変わったのだ。
町一番の醜悪と呼ばれていた私は、あらゆる集団から排斥されていた。
男からも女からも嫌われ、私のことなど空気かのように扱われていた。
でもあの日、私は誰もが息を呑む美人となった。
私は一晩で自信を手に入れ、二晩で自分を磨き、その次の晩には別人に生まれ変わっていた。
そしてもう間もなく、私は旅立つ。
嫌な奴と不便な環境ばかりのド田舎を飛び出し、誠綺羅びやかな帝国首都へと住みに行くのだ。
私は必ず、新しい人生を幸せへと導く・・・・・・!
アツい。アツいね。