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第3話 此方と彼方。理由と次の目的。

昨日は突発的な立て込みが発生した影響で、更新が出来ませんでした……

「――『魂ヲ喰ラウ朱キ妖姫』……。まさか、あの方が宮殿の中に囚われていたとは夢にも思わなかったのです……」

「ええ、想定外です。あのデミヒューマンの最高峰と言われた妖姫殿が復活に失敗するとは思えず、八方手を尽くして探しておりましたが、よもやそのような状態であったとは……」

 ラディウスの話を聞き終えたメルメメルアとアルベリヒのふたりが、そんな風に驚愕に困惑、そして悲嘆、そんな感情が入り混じった表情と声で言う。

 

「ともあれ……ラディウス様、とても貴重な情報を教えていただき感謝いたします」

 アルベリヒはそう言って頭を下げた後、不思議そうな表情で言葉を続ける。

「ですが……。何故、貴方様は我々にその話を……? いえ、我々を信じていただけているという事であるとは思うのですが、我々が貴方様や妖姫殿に仇なす人間であるとは考えかなったのでしょうか?」


「ふたりの会話からして、妖姫から話に聞いていた封魂術を用いて今の時代へとやってきた人っぽかったですからね」

「なるほど……。さすがは妖姫様と先に接触していただけはあるのです。全て理解していたですね」

 ラディウスの返事に、アルベリヒの横で聞いていたメルメメルアが納得したように頷く。

 

 そしてラディウスは、更に言葉を続ける。

「それに、ホテルの名前がイクリプスホロウ――エクリプスの違う読み方に、ホロウ……虚ろとか上辺だけとかそういった意味の単語がくっついていたので、上辺だけエクリプスという意味で考えると、魔人化によって異形と化していないエクリプス――あるいは名前が偽られたエクリプスと考えるのが妥当かな、と」

 そこまで言った所で、一度言葉を切り、ただ……と呟きながら顎に手を当てる。

「直接的な否定の単語を使わなかった点がいまいちわかりませんが……国にバレるのを避けるため……ですかね?」


「それもありますが、否定する言葉ですと、エクリプスそのものを否定する事になりますからね。無論、エクリプスという言い回しが正しい物ではないとはいえ、その名を否定せず、また遥かな時を超えて来て『空っぽ』な同胞を救おうという意味もあります」

 と、そんな風にホテルの名前について説明するアルベリヒ。

 

「ともあれ……そんな理由で俺はふたりを信用する事にしたのですよ」

 そう締めくくると、ふたりは納得した表情を見せた。

 

 そんなふたりを眺めながら、ラディウスは内心で……

 

 ――ふぅ、ホテル云々については完全に口からでまかせなんだが、上手く納得してくれる形になってよかったぜ……

 

 なんて事を思っていた。

 が、そんな事は当然表に出さず、そのまま続けて言葉を紡ぐ。

 

「――ところで……なのですが、リリティナの魂を彼女の肉体に戻しつつ、妖姫の魂を上手くガジェットに戻し、王宮から外に出したいと考えているのですが……何か良い方法はないでしょうか?」

ここの所、突発的な立て込みが続いている為、

直前まで書いている(事もある)本作が結構危険だったりします……


もう1つの話の方は、前々日~前日には書き終えているので、

そこまで突発的な立て込みがあっても影響はないのですが……

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