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2の3、マスク洗浄大作戦 ~情報収集2~

店頭にアルコールもありませね。



消毒方法には物理的な方法と科学的な方法が出ていた。

まあ、知っていた。

物理的方法は高温だったり高圧だったり電磁波だったり。

化学的方法は薬剤等だ。


無菌操作に使うメスやハサミやピンセットはクロム混液でつけておいた後、水道水で10回濯ぎ、イオン交換方式で作った純水で3回、蒸留水で2回濯ぎそれから乾燥させて乾熱滅菌機に入れた。

器具を無菌操作で使うだけに完全に汚れと微生物を除去する必要があるからね。

自宅では絶対できない。

以前細菌培養の培地を作るにはオートクレープを使った。

オートクレープというのは高温高圧の蒸気中で滅菌を行う機械だ。

摂氏120度、1.2気圧で・・・何分やったかな?


「培地を作るとき沸騰させればいいんじゃないの?」

「100度1気圧では死なない細菌もあるんだよ」

「最近の細菌はそうなんだ!」

「いやいや、昔からあるんだよ。枯草菌がそうだったかな」

「枯草についているっていうよね」

「パスツールの白鳥首フラスコって知っているよね」

「うん、微生物の自然発生を否定する実験だよね」

「そう、その時使った培養液は肉汁だっただよ」

「そうなの?」

「一方でわらか何かの枯草の煮汁で同じ実験をして微生物が出てきたということを発表した学者がいたんだよ」

「それで?」

「公開で実験対決をすることになったのだけど枯草の煮汁を使った学者は会場に来なかった。でパスツールが勝った。そういうような話を聞いたことがあるよ。もし公開実験対決を行っていたら100度死なない細菌の存在によってパスツールは負けていたよね」

「そうなったら微生物学や進化について科学が遅れたかもしれないね」

「科学の神様の采配だったりして」

「わからないよね。現実は小説より不思議だからね」


後は物理的な消毒と言ったら紫外線照射か。

紫外線は有害だからいやだな。


「紫外線照射によって細菌が変異しないの?」

「さあ、・・・・大丈夫だとは思うけど。どうなのかな?また調べてみるか。耐薬性の細菌も存在するしね」


高圧高温は圧力鍋でできるかな。一応、消毒方法として使えるかな。

圧力鍋が料理に使えなくなったら困るけどね。

あ、マスクの中のプラスチックや接着部分は大丈夫かな?

実験するしかないか。

お読みいただきありがとうございます。

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