閑話4の1、マスクの神様登場1
どうなる日本。
夢の中で黒髪の女の子が待っていた。
「遅い、いつまで起きているのよ。大事な用があって待っていたのに」
彼女は自称『使い捨てマスクの精霊』。
先日、夢の中で会った子だ。
「あ、この前話していた洗濯妖精クルリンを紹介してくれるのかな」
「クルリンはご主人様が忙しくて今はそっちにかかわっているの。今日はちょっと会ってもらいたい方がいるのよ」
「へえー、誰?」
「すごく偉い方だから粗相がないようにね」
「了解。でどこにいるの?」
「焦らないで。移動するから」
『使い捨てマスクの精霊』がそういうと周りの風景が変わった。
シンプルな応接室のようだね。
そこには長い銀髪が美しい女性がいた。
長身でスタイルもいい。面立ちは日本人に近いけど、肌はすごく白い。
ゆったりとしたドレスを身に付け、仕草には高貴なものを感じる。
「いらっしゃい、タカシ様。私は『マスクの女神』フレーラです」
おお、女神様だったのか!まあ、夢だろうけど。
「初めまして。タカシです。美しい女神さまとお会いできて光栄です」
「こちらこそ『使い捨てマスクの精霊』トモがお世話になっています」
『使い捨てマスクの精霊』はトモというのか。知らなかったよ。今は一生懸命にお茶菓子を食べているよ。
「それで私が呼ばれた理由は何でしょう」
「新型コロナウイルスで大変な様だから熱心にマスク再活用の研究をしているタカシ様にご褒美を与えたいと思いまして来ていただきました。あなたの左目に特別な力を授けます。今までに持っている力の加えてこの力を活用してください」
「特別な力って何ですか?」
「それは覚醒してからのお楽しみということでよろしく」
「そうですか。覚醒できるのを楽しみにしています」
どうせ夢の中での話だ。
「ではまたお会いしましょう」
「はい、今日はありがとうございます」
「いいえ、こちらこそ」
『使い捨てマスクの精霊』トモと共に『マスクの女神』フレーラ様の前を辞したところで夢が終わった。
ああ、朝か。
その日は仕事だった。仕事に行きやるべきことをしっかりやった。
仕事柄テレワークとかはできないのでしっかりと出勤しての勤務だ。
その勤務中のこと、左目の奥に猛烈な痛みを感じた。
「いてててて」
思わずしゃがみ込んでしまった。
しかし徐々に痛みが引き事なきを得た。
心配なので夕方になって眼科に行ったが何も問題はなかった。
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