20話
「団長!二時の方角約500にローカストポールと思しき反応を確認!魔族は既に展開しているものと予測されます!」
「森林地戦か…おまけにこの曇天だ。視界はほぼ開けないだろうな…。ホグムとディファーはそれぞれ50づつ連れて左右へ回れ!パスラ!お前はゴミ拾いだ。テフルも連れてけ!」
「俺はポールの回収かよ~そりゃないょ~…俺だってもぅ立派に戦えるぜぇ!」
「はんッ!そういう事はあと二年生き残って見せてから言えッ」
「出たよ!団長のテフル甘やかし!」
「うるせぇ!俺はアイツから此奴を頼まれたんだ…いっぱしの腕前になるまでは前線にゃ立たせんぞ!それにお前に何かあったらテュカの奴がキレるだろうがッ」
「はは、ひっでーよなー俺ん時なんて即最前線だったぜ!」
「モハレッグ、バイアソそこまでにしな。いいかぃテフル、ゴミ拾いだって危険な任務だ。油断なんてしてたら何時逝ってもおかしくないんだ。気合入れてきな!」
「…うっす。パスラの姉さん」
「ホグムとディファーも慎重にな!なんだか妙な気配を感じる…」
「妙な気配ですかい?騎士階級でも出張って来たですかね?」
「わからん…だが首筋の毛がゾワゾワと逆立ってやがる…」
「…団長の勘は馬鹿にできねぇですからね。せいぜい気を付けて行きますよ」
「よし、俺たちも出るぞ前進だ!ごーごーごー!」
「ホグム隊長…こう視界が暗くちゃ何も見えねぇっすよ…」
「そうだな、だが条件は向こうもそう変わらんはずだ。兎に角慎重に気配を辿れ」
「でも、魔族なんて突撃しかしてこないじゃないですか。どうせ何時も通り終わりますって」
「そーですよー騎士階級が出てこようと袋にしちまえばアッサリ片付いたじゃーないですかー」
「…ッ!」「……ッ!!」「「………ッ!!!」」
「…始まりやがりましたね」
「側面目掛けるッ。急ぐぞ」
「うわッ!クソっ何かに蹴躓きやがった…なんだ…?」
「魔族だ!魔族の死体だッ!!」
「どういう事だ?どこかの部隊が既に殺り合ってたのか!?聞いてないぞ?!」
「…おぃ、死体のこの数…普通じゃないぞ……隊長どうしやす?…ホグム隊長?」
「ディファーさん、何か様子がおかしくありませんか?」
「団長が妙な勘ぐり入れるからそう思うだけだ!何時も通り行けばいい!何事にも動ぜず不動の如しよ!ははは」
「そうですね。ディファーさんに付いていけば安心ですね」
「レイチェさん考えなさすぎーディファー隊長もですよ!気を引き締めてかからないと!」
「そうかー?魔族など恐るるに足らぬ…ぶぼッッッ!」
「きゃーーーーーッ!!!ディファーさんがッ!?!?」
「何だ?!何が起こっッッ!!?」
「奇襲だ!奇襲を受けているぞッ!!遠隔攻撃だ!!」
「どこからッ!?」
「わからん!!!」
「盾持ち構えろーッ!防げ!防げ!!」
「ぐわッ!!」「ッ!?」「ッ!!!」
「一定方向からじゃないぞッ!!円陣組め!!」
「隊長はッ!?ディファー隊長はどうしたッ!!?」
「隊長は初弾で即死だックソたれッ!!!」
「そろそろ魔族と接触が合ってもおかしくないはずだが…静かすぎないか?」
「妙…ですね…」
「魔法具での再測定急げ!ローカストポールの位置どうなっている?」
「確認急ぎます!団長急かさないで下さい!………ッ!?ローカストポール消失ッ!」
「どういう事だッ!?ホグムかディファーがやったのか?!もぅ一度確認しなおせッ」
「「「「「うぁぁおおおぁぉぁぁぁぁァァォォーーーーー!!!」」」」」
「何だ!?何が起こっている?方向から言ってディファーの隊か!?」
「ダメです!依然ローカストポール消失ッ!確認できません!!」
「くそっ雨まで降り出しやがった…貴族階級にでも出くわしたか?ディファーの隊の救援に向かうぞ!」
「「「了解!」」」
「なんだこりゃぁ…」
「…周囲に敵影見えませんッ!」
「見りゃーわかる!だが…魔族の死体が一体もないだと…?一方的に殺られたってのか…こいつらがか?!ありえん!息のある者を探せ!状況確認もだ!」
「…。は!」
「団長…今回ばかりゃーやヴぁいんじゃないですかい?」
「ヤバイのは一目見りゃわかるだろうがよ!ぬ!そこか!だが甘いッ!」
「ウヒョー!流石団長!って何ですかい?」
「わからん。飛び礫か何かだろう…野郎…潜んでやがるな。野郎どもディファー達の敵打ちだ!奴は一匹だ!木の影に潜んでやがるぞ!抜かるな!」
「やってやらぁ!」「おーッ!」「らーッ!」
「姿を現しやがれ!魔族野郎!」
「!!!ッそこだ!」
「やったぞ!流石団長だ!」
「む。隠れんぼは終わりかよ?蟲魔族が!野郎ども姿を現したぞッ畳み掛けろ!」
「おラーッ!」「りゃー!」「ぐふッ!」
「…パスラの姉さん。雨、降り出しましたね…」
「そうだね」
「…団長達今頃戦ってんすよね…」
「だろうね」
「………」
「しみったれた顔してんじゃないよ!まったく…にしてもおかしいね…ローカストポールのある地点はこの辺りのハズだけど…!!?」
「ッ!魔族の…死体??!」
「尋常な数じゃないよ…」
「団長達がやったのか?!」
「そ、そんな訳…ヒッ!なんだい雷か…驚かせるんじゃないよ…まったく…テフル?どうしたんだい?」
「ァワァワァワ………ッ!蟲の化物ッ!!」
「ひぃ!何なんだぃ…アンタ…」
「…まだだ!!殺らせはせん!殺らせはせんぞぉぉぉ!!!!!」
「団長!」
「パスラっ!テフルを連れて逃げろ!早く、早く行けーーーー!!!」
「団長ッ!!」
「テフル振り返るんじゃないよッ!!早く来なッ!!」
「ガンツ団長ーーーーーーーーーッ!!!」
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<ヒナタ> 種族:亜人 状態:平常 スキルポイント=687
筋力=1356 敏捷=168 器用=296 体力=512 精神=372
スキル=剣術20、盾術15、健康な身体15、強靭な肉体15、状態異常耐性15、異世界言語5、収納10、気配察知15、暗視15、怪力20、硬化20、逃走15、偽装5、温度感知15、解体10、脱皮5、突進10、爪撃15、毒霧1、投擲20、魔法感知15、酸の息5、石化の息5、火炎の息5、飛行20、属性耐性15、潜伏15、光学迷彩15、強化装甲5、噛み付き5、鍵足5、
未取得スキル=墨吐き
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