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LAST THE TOMORROW  作者: 上条シグマ
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始まりと終わり

はじめまして。上条シグマ(simeji)と申します。

昔から廃坑などが好きで好きで仕方がなかった…。ので小説で書いてみることにしました。他サイトでも上げております。

LAST THE TOMORROWで検索していただけるとうれしいです。


この物語は少々残酷な描写がありますが、予めご理解お願い申し上げます。

Last the tomorrow


なんて言ったって今日までは平和だった。

お腹が空けばご飯を食べ、喉が乾けばお茶を飲み。

不自由な事は何一つなかった。はずだった。




「渡川!!授業中に人と話すな!!


柏木ぃ!!分からない問題は聞けと言ったろ!!

そこ!!田中!!寝るな!!」


今日も先生の罵声が響く。


「ちぇー。先生つまんねぇの」

私は反抗した。

「渡川!!!貴様!!!!」


「ちょ!!瑠斗!!」


後ろにいる石本の静止も聞かず、私は続ける

「別に四万十川が何処にあるか話してただけだよ。社会に関係のある話ならいいだろ。」


「…っ!」

先生はたじろぐ。


「あ、せんせ、ノート忘れたっす。」

問題児、田中は思い出したかの様に言う。


「…おう。紙な。」


普段は優しい先生だ。


「柏木。何処がわからないんだ。」


クラス1大人しい男子、柏木は答えなかった。




「…何なんだこのクラスは」

先生は呆れたようにうなだれた。





「キャー!!」

歓喜ではなく、悲鳴。するとほかのクラスの皆がひとつしかない階段へ走っていく。


「なんだ?」

先生は外を確認する。


「先生。ペン転がったんで取りますね。」

私はペンを取りに行くと言いながら、柏木の元へ。

「私が指示を出したら、ほかのクラスとは反対側へ走ろう。」

「…わかった。」

柏木は困惑しながら答えた。

帰り際にも田中に同じ事を伝えた。

「へいへい。」



「まずい!!!逃げろ!!!!」

先生は先ほど皆が逃げた方へ走っていった。


私はそのスキにまだ何が起こってるのか分からず困惑している自習中の隣のクラスへ向かった。

「古野ー、上川ー。ちょい来てー」

「なに。」

元サッカー部でとてもセンスのある古野と現野球部で金持ち+ハーフの上川は迷いながらもこちらへ来た。

そして、柏木と同じことを伝えた。


「よくわかんないけど、そうする。」

二人とも珍しく私の意見を聞き入れてくれた。



私は自分のクラスと隣のクラスの間に立った。

「先生…なんで逃げたの!!!…!!!!みんな逃げて!!!!!」

学級委員の入江さんは外を見た。そして叫んだ。


「今だ!!!!」


一斉に柏木らが立ち上がり、先生たちが逃げた方向とは反対に駆け出した。





「こっちだ!!」

私と上川にとってはお馴染みの部屋。生徒会室に着いた。


「鍵は!?」

上川が焦る。



「心配ねぇぜ!!!!」

後ろから声が聞こえた。



「よっ、瑠斗♪」



そこには私の双子の弟の理斗がいた。

服を買いに行く服がない。

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