世界観について
クレイトリアと呼ばれるとある世界。
そこに、人間、精霊族、半獣族という3つの種族が住んでいる。
この世界の魔法は、生まれつき持っている魔力を
世界に満ちている各属性の精霊の力で引き出すことによって具現化する事が出来る。
なお、この世界に銃は護身用のピストルのみ存在し、その他の銃などは開発されていない。
銃の扱いに長けた能力がまだ見つかっていないためとされる。
大陸は大きく分けて3つ。南の大きな大陸サウドベーダ、北の列島ノーゼリア、そして、東の大陸イスフィリアが存在し、この物語は主にサウドベーダの住民達が主人公となる。
人間
生まれつき、何かしらの能力を持って、あるいは何かしらの技術に長けて生まれてくる。
しかし、それが開花するのは10歳の誕生日以降。
剣術、魔法術、槍術などの戦闘能力に長けている人もいれば、
錬金術、合成術、料理術などの日常的な能力が常人よりはるかに上手だったりするため、
魔法が使えない、剣術が下手等の理由で差別されることはまずない。
その能力は基本的には遺伝で決まり、両親共に戦闘能力を持っていれば、
生まれてくることもは戦闘能力を受け継いで生まれてくる。
ただ、どの分野が得意かは開花するまで分からない。
戦闘能力に長けた人間は、街の外に潜む魔物を討伐
しに、よく旅をする。逆に、生活能力に長けた人間は一切街から出ない。
いくら親が戦闘能力に長けていても10歳未満の幼い子供は、
魔物に襲われないように街から出る事を禁じられている。
精霊族
世界の人口の3割が、この精霊族であり、寿命は人間の5倍という長寿である。
さらに、外見年齢は16歳で成長が止まり、以降死ぬまで姿が変化しない。
精霊使い・魔法使いにしか見る事は出来ないが、精霊使いを通して
精霊の力を借りる事は出来る。それぞれ火・水・風・光・土・電気・氷・闇の8属性に分類される。
基本的に人間の子供の半分くらいの身長で、ふわふわと空を飛ぶことが出来る。
羽はある種族とない種族があるが、どちらでも問題なく浮遊できる。
なお戦闘手段は魔法のみ。自分が操る属性の魔法なら火力を問わず扱うことが出来る。
極稀に、身長が人間とほぼ同等・知識が人間よりもはるかに上の
能力を持つ精霊が生まれることがある。
そのような精霊族は掟によってこの世界で"神"として世界を治める権利を授かる。
さらに、この世界で最も地位が高い。
半獣族
世界の人口の2割しかない、少数派な種族。
半獣族の勘違いでまだ人間と敵対しており、彼らの住む街から遠くはなれて集落を作っている。
だが、それもごく一部であり多くの半獣族は人間と共存し、
さらに人間と半獣族のハーフも普通に存在する。
ただ、人間の部分が半分しかない為生まれ持ってくる能力が
純粋な人間のものより大きく劣っている。
戦闘手段は剣、槍などの武器のみで、半獣族の血を引くと魔力を持って生まれてくる事はまずない。
極稀に、西洋竜の特徴を持った半獣族が生まれてくるが、通常よりも力が強く賢い為、
半獣族から敬意を持って"半竜族"と呼ばれている。
この半竜族と人間のハーフは竜人と言われ、半獣族の分類でも魔力を持って生まれる事が多い。
8月11日 大陸について記載しました。