表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
透明人間の君と日々  作者: クスノキ緑
2/3

弟・おかえり帰ってくんな爆弾スイッチ持って(泣)

いきなり弟との間に深い潮が広がる。

う〜ん…。

複雑な心境だけど、やっぱ弟も男なのだ。

「ただいま…」

 唯一の行く手を阻む。仁王立ちで。

「今日、君の友達がさあ、うちに来てたんだけどさあ」

 唯一、顔を青くしている。ふはは、マジ滑稽。だけどね、私の方がその何万倍かは青ナスだったよ!!!!!

「なんで私の部屋に居たのかなあ?おかしいよねえ?」

「それは……」

 あぁ……やばい、イライラする。

 弟に当たる姉、情けないのはわかってる。

 でも、なんで今日に限ってこいつはヒッキーやってねぇんだよ!


「夏明が!…姉ちゃんと二人きりで会いたいって言ったから…!」


 ……。

 やはり目的はエロ漫画か。

「夏明に姉ちゃんのこと話したら、会いたいって言い出して!」

「ふぅん?透明人間くんがねぇ……」

「え、もしかして姉ちゃん……知ってんの?」

「ポルターガイストかと思ってもうちょっとで心肺停止しそうだったわ!!」

 そんな風に吠える姉はそっちのけで、唯一は胸を撫で下ろした。

「良かったぁ…!やっぱ姉ちゃんなら、大丈夫だと思った」

 ニコッと唯一がはにかんだ。え、なんか不意打ち萌え。

 てか、弟が笑顔を見せるとか、レア過ぎるぞ。

 やや⁈なんか流されてないか私!!

 たかが弟の珍しくもあるがたかが弟の笑顔!!

 私はそう!被害者だよ被害者!!

「何で透明人間なんかと…そもそも、どこで何をしてれば透明人間なんかと友達になれるわけ⁈ヒッキー!」

「だから、そのヒッキーって言うのやめてよ。僕はもうちゃんと学校にも行ってるし、友達だって……いるし。」

「お、おう!それはいい事だ!不良体質もすっかり治ったようだし!」

「姉ちゃん、なんか変」

 ギクッ、

「そんな風に話題がふわふわしてる時は大抵、なんか隠してる」

 おいおい……

「隠してるというより!私の私物をあさったんだ、あのヤローは!」

「なに…?姉ちゃんが照れてるなんて……」

 バ、バレる……⁈


「あいつに……なんかされたの?」

 …………んんん?

 あれ、エロ漫画バレてない。

 …そうか。そうだった。この家の人々は私除いて健全一家。

 された、っていうのはつまり、ラブコメ展開のことですな。

 おし、ここで一芝居打って、回避!!

「あぁ……んん、まあ、そんなところ、かな」

「ええ⁈エロいことされたの⁈⁈」


 ーーーー我が弟よ。

 君もやはりヒッキーは伊達じゃなかったようだな。

 しかも、どストレート過ぎて逆にこっちが照れてるなんて、私案外まだピュアな方かもしれない。

「エロい……いや。そうじゃなくて」

 いや、照れてるんじゃなくてだな、半ば放心状態。

 正直、家族間でそういう類の話は一生したくなかったよ。(泣)


 あぁ…なんも言えねぇってまさにこれだ。

本来私が考えていた透明人間ストーリーは、マンガで弟・唯一ゆいいちが主人公の話です(^^)

(まだマンガ自体には仕上がっていませんが^^;)

小説では、そのお姉ちゃんの話をやってみようかな、と。


ここまで読んでいただきありがとうございます(^O^)

次回も続けていきます!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ