700食目 報告書~男子編~
やぁ、みんな、ちんじゅうだよ。いつもとちがうところは、おまたがいたいというところかな? あんなにぶっといとはおもわなかったたすけてゆるしてひぎぃ。
「痛すぎるから〈ヒール〉かましたら、まさか膜まで再生するとは思わなかった」
「二回目の破瓜を体験するなんて、エルくらいなものだよ」
朝チュを体験した俺とエドワード。この世界ではちゅんと鳴けるのは、うずめだけであるので代わりにもっちゅトリオががんばったというわけだ。わざわざフィリミシア城まで出張してくれるとか、ありがた過ぎる。
尚、うずめは私用で外出中である。明日中には帰ってくるとのこと。
「痛みには慣れているはずなのに、どうしてもこの痛みには慣れないんだぜ」
「そこは仕方がないと思うよ」
今日一日は安静にする、ということで意見は一致した。といってもエドワードは仕事があるので、俺だけ「ぼへ~っ」とすることになる。
とはいえ、おまたがしくしくと痛み気が散ってしまうので、何をするでも中途半端になってしまう。困ったなぁ。
「そうだ、モモガーディアンズメンバーから、報告書が上がってきてたはず。目を通すのを忘れていたからこの際に読んでしまおう」
真っ先に目を通しておけよ、というのは言いっこ無しだ。俺も結婚の準備とかで忙しかったから多少はね? んじゃ、読んでいこう。
「エドは提出が免除、というか知っているからオフォールからだな。何なに……」
脱鶏、俺は空を飛ぶぞ。
「これ報告じゃなくて目標じゃないですかやだ~」
まさかの報告書に俺は白目痙攣状態となる。こんな報告書が続かない事を祈りつつ、次のガイリンクードの報告書を読む。
腰が痛い。
「……」
恐ろしく短い報告書であった。腰が痛いって、まだそんな年じゃねぇだろ。
「はっ!?」
その時、珍獣に電流走る。腰が痛いだと? そして、そんな歳ではない。これらが示す答えとは……!
「えっちしすぎじゃないですかやだ~」
お相手は彼の内に潜む悪魔っ娘たちだろう。レヴィアタンの覚醒を皮切りに、次々と彼の内から悪魔たちが姿を現した。その数は七体。そして、その全てが美女。更にエロくて万年発情期。ガイリンクード本人は二枚目とくる。逃されるはずもなく、彼は悪魔の餌食に。
「餌食というかガイの方が捕食者だな。一度に全員相手にしてるんだっけ?」
マジパネェッス。
まぁ、色々と思うところもあるが次だ。次はガンズロック。まともな報告書であることを願う。
武具制作に必要なレアメタルが不足、このままでは決戦の備えに遅れが生じる可能性あり。是非とも追加購入を検討されたし。
やっとまともな報告書が上がってきた。しかも、結構深刻な問題である。ここはモモガーディアンズ代表として、エドワードにおねだりせざるを得ない。見返りが怖い気もするが背に腹は代えられない、というものだ。
次はキュウトだな。最近のキュウトは色々と不安定だから報告書を読むのが怖い。
きゅ。
「!?」
遂に鳴き声すら不安定になりやがった。そろそろキャラを固めないと、とんでもない事になるというのに。誰かとくっつけて安定させた方がいいかもしれない。誰か、哀れな狐娘を貰ってやってください。
ええっと、次はクラークか。多分、きちんとした報告書になっているはず。
先日、ゴーレム・ファストスが仕事をサボって旅行に出かけました。なんとかしてください。あとウルジェさんの視線が怖いです。
「さ~せん」
あんにゃろうめ、またやらかしたか。どうもファストスだけ、AIにバグが生じているようだ。猫みたいな性格でクラークも相当手を焼いているとのこと。ドクター・モモは特に問題は無いとは言うが、クラークの胃に穴が開いてしまう。
ウルジェの方は……耐えろ。俺ではどうにもならん。
「ファストスの方は要検討だな。次はケイオックか」
先日、ちんちんが行方不明になりました。
「ふぁっ!?」
お、落ち着け、素数を数えるんだ。あれ、素数ってなんだっけ?
「ええっと……確かフェアリー族って、一定周期で性別が変わるんだっけか?」
確か何かの文献にそのことが書かれていたような気がする。だから、フェアリーは中性的な顔立ちの者が多いと聞く。フェアリーの性別が固定されるのは性交をおこなった瞬間であり、それ以降は性別が変わる事はなくなるという。
つまり、ケイオックは初めての性転換という事になるのだろう。
「まぁ、女の子を体験しとけ、ということで次だ。ゲルっちだな」
ラングステンゼリーたちが決戦に参加する、と駄々を捏ねています。どうか彼らの説得をお願いします。
「あいつらは……気持ちは嬉しいが大人しく待っていてくれないもんかなぁ」
これも後日、洞窟を訪れて説得を試みるしかないようである。ゲルロイドは軟体生物たちのリーダー的存在であり、決戦では彼らを率いて戦う事になっていた。
だが、ラングステンゼリーはあまりに弱過ぎる。これでは生き残れない、生き残りにくい。だから俺は説得に赴くだろうな。
「次はっと……ゴードンか」
マフティが夜這いをしてきた。どうしたらいい?
「これも報告なのかな? んなもん食っちまえよ」
実際問題、二人は後一歩が踏み出せない状態が何年も続いている。今回の件はマフティが一歩を踏み出した、ということだろう。少々過激な一歩であるが。
「ゴードンなら稼ぎもあるし問題なかろうに。次だ次、ザインだな」
お蕎麦食べたい。
「バカ野郎」
報告書に願望を書くんじゃねぇ。次、スラック。嫌な予感がするが果たして。
スナイパーライフルの射程を伸ばすパーツの制作を提案いたします。また、サイレンサーの追加装備を打診いたします。更に、狙撃兵は鈍足、という概念を払拭するためにも、竜騎士はスナイパーライフルを標準装備するのがよろしいかと。制空権を握れば戦いは有利なものへとなりましょう。
「……すまん、スラック。きみを疑ってしまって」
まともな報告書が上がってきて、俺は思わず涙ぐんだ。その感動を胸に次なる報告書を読む。ダナンの報告書だ。
ララァが寝かせてくれない。息子がひりひりする。あと先に謝っておく。嫁が孕んだらごめんね。てへペロ。
「ダメだこいつら、早くなんとかしないと」
あと俺の感動を返せ。スラックがまともだったというのに、おまえらと来たら……。
気を取り直して次の報告書を読む。フォクベルトだ。
GD隊の人数が不足しております。心苦しくはありますが、学生及び市民から兵を募る事を提案いたします。ご一考ください。
「痛いところだな。フォクの言うとおり、兵が不足しまくりだからなぁ」
これを補うためのGT計画だが、今度は資源が不足するというジレンマを抱えている。上手くいかないものだ。
「えっと、フォルテは何を書いてきたんだぁ?」
メルシェの尻肉が増加しております。歯止めは効かないでしょうか。
「忌々しき問題ではあるが、俺ではどうにもできねぇ」
あの尻肉は遂にフォルテすら心配させるようになってしまった。逆にアカネは大歓喜だという。もうアカネが何かしてるんじゃないのかな。
「ブルトンは何を書いてきたんだろうか」
強敵求む。
「……一週間前に、ユウユウとガチでやりあったばかりだよな?」
最近のブルトンは、どこか余裕がなさそうに見える。何をそんなに焦っているのだろうか。俺のひいき目でも、彼はトップクラスの強さを持っている。鬼相手に後れを取るような事はないはずだ。
「むむむ、どうにも不安だ。まぁ、考えても仕方がない。暫く様子を見よう」
んで、マフティの報告書。嫌な予感が、ぷぃんぷぃん、しやがる。
ゴードンは俺の事が嫌いなのだろうか。彼が隠していたバニーガール全書を熟読し、彼のお気に入りバニースーツで迫ったのだが拒否されてしまった。ゴードンの下の方は荒ぶっている、というのに……。どうしたらいいと思う? いっそ、無理矢理ヤっちまうか。
「おまえはヤる方じゃなくて、ヤられる方だろうが」
色々とツッコミどころが満載な報告書であった。というか、ゴードンの秘密の本を探し出して堂々と熟読すんな。許して差し上げろ。
追伸、ルドルフさんの写真集も発見。ページが開かない。
「……ゴードンぇ」
俺はゴードンに同情しつつ、次なる報告書を手に取った。ライオットの報告書だ。
にゃ~ん、にゃにゃ、にゃんにゃん、にゃにゃにゃ~ん。
……あの野郎、ツツオウに報告書を書かせやがったな!? なんだよ、この肉球のオンパレードは! きょうはいっしょにおさんぽたのしいな、とかハートフルじゃねぇかちくせう!
「まぁ、期待はしていなかったが、予想の斜め上でビビったぜ」
リックの報告書だ。いったい、どんなことが書かれているのだろうか。
脱皮しました。つきましては新たなサイズの防具の支給をお願いします。
「お、脱皮したか。そういえば妙に艶々してたな」
リザードマンのリックは爬虫類の特徴を持っているので、当たり前のように脱皮をする。その度に身体は大きくなってゆくのだ。また、身体能力も向上してゆく。今までは下から数える方が早かった彼の実力も、今では上位に食い込むほどにまで成長している。
「ルーフェイか。いやぁな予感がするな」
妹に処女を奪われました。泣きたい。
「泣きたいのは、こっちだ。おまえの妹はどうなってるんだ、バカちんが」
もう滅茶苦茶だよ。これには白目痙攣状態に陥らざるを得ない。
まったくもう……男子の最後はロフトか。ええっと、何なに……。
アカネが乙女すぎて困っています。なんとか落ち着かせる方法はないでしょうか。一応は戦闘に支障は出ていませんが、今後が心配です。
「アカネは乙女モードが遅過ぎたな」
変態が大部分を占める中でのアカネの乙女モードの発現は、彼女に色々と支障が生じさせたのだろう。
そんなアカネは今では、変態的な乙女、として周囲に認知されている。ロフトは、そんな彼女に戸惑いを感じているようだ。
こんなの俺でも戸惑うわ。ふきゅん。
「そういえば、正式に付き合い始めたんだったか、あの二人」
ロフトは変態ではあるが、常識も持ち合わせている変態という名の紳士だ。間違いはないとは思うが……あぁ、いや、逆だ。この場合は、さっさとヤっちまってアカネを安心させてしまった方が手っ取り早いのではないのか。
「ま、戦闘に支障がないなら問題は無いか。後回し決定」
これで男子組は目を通した。次は女子である。こちらも一癖も二癖もある連中ばかりだ。
俺は女子最初の報告書である、アカネの報告書を手に取った。あぁ、いきなりだよ。




