175食目 辛い道
◆◆◆
カサレイム侵入作戦の成功を収めた俺は、
朝の学校にてダナンに作戦終了の報告をしたのであった。
「それは、成功と言っていいのか?」
「大丈夫だ、問題ない。引き続き『カサレイム侵攻作戦』を開始する!」
カサレイム侵攻作戦。
これこそ、今回俺達が目指したものである。
カサレイムでグーヤの実を売りまくり、ミリタナス神聖国のお金を
根こそぎ搾取してくれるわ!
「エル……今、物凄く物騒な作戦名を耳にしたのだけど?」
「わわっ、エドワード殿下!?」
「げぇ!? エドワード!!」
しまった! もう、エドワードが来ていたとは不覚っ!
ここは、なんとしても誤魔化すしかない!
「エドワード、聞いてくれ。
俺が侵攻するのはカサレイムじゃない……教皇様の寝室だ」
「もっとダメじゃないか」
呆れ顔のエドワードが俺にダメ出しをした。
どうやら、俺は選択を間違ったらしい。
これが若さ故の過ちと言うものか……。
ガタッ! ガタガタッ!
しかし、俺の言葉に反応する者達がいた。
そいつらは勢い良く立ち上がり、俺に向かってきっぱりと言った。
「詳しく」
ロフト率いるスケベ三人衆である。
一人はアカネという立派な女の子なのだが、
どういうわけか同性好きなのだ。
まったくもって、彼女の将来が心配である。
え? 俺? き……気にすんな!(震え声)
「まったく、何かこそこそやっていると思ったら、
そんな面白そうな……もとい、危ないことをしてるなんて」
「ふきゅん! 見逃してくれよぅ!!」
ここで王様にばれたら、今までの苦労が水の泡だ!
なんとしても、エドワードを丸め込まなくては!
「いいけど……一つ条件があるよ」
エドワードは物凄く悪い顔で、俺に恐るべき条件を告げた。
◆◆◆
時間は過ぎて、只今お昼休みである。
本来なら俺は皆と楽しい昼食タイムなのだが、
エドワードの邪悪な陰謀によって、
拷問と言っても差し支えのない行為をさせられていた。
「あぁ……良い気持ちだ」
エドワードが気持ち良さげに空を眺めている。
ここは、上級貴族や王族が専用に使用するテラスだ。
よって一般生徒はおろか、教師すら入れない不可侵の領域である。
テラスは日当たりが良く、全体がガラスで覆われているため、
外の景色が良く見えて解放感がある。
お日さまの光も良く届くので、良い気持ちになれる。
エドワードは先程から、にやけたの表情なのだが、これには理由がある。
「ふきゅん」
俺はエドワードに『膝枕』をするはめになったのだ!
何が悲しくて、男に膝枕なんぞしてやらなくてはならんのだ!?
むしろ、俺が美女に膝枕をしてもらいたい! がっでむ!
俺が『ふっきゅん、ふっきゅん』と思いに耽っていると、
いつの間にかエドワードは寝てしまっていた。
「こいつめぇ、気持ち良さげに寝やがって……」
あどけない顔を、無防備にも晒したエドワードのほほを、ツンツンしてやる。
将来の王様が油断し過ぎだぞ? うりうり。
こいつは、いつも周りに笑顔を振りまいているが、
実は笑顔の時が一番警戒を強めている時だと言うことを、俺は理解している。
尚、少々わかりにくいが、にやけている時は超油断している。
これでも、エドワードとの付き合いは二年にもなるから、
少しくらいはこいつの癖を知っているのだ。
エドワードには、気を許して接することができる者は、極僅かしかいない。
その中の一人が俺だ。理由は聖女だから……だそうだ。
それが理由でいいんですかねぇ?
そして残念ながら、彼はクラスメイトにすら気を許すことを
『許されていない』のだ。……それは、とても辛いことだろう。
いくら身の安全を守るため、とか理由を付けられてもなぁ?
十年もの間、共に過ごす仲間に気を許すなと言われても、
俺じゃ、三分ぐらいでやぶってしまうだろうな。
でも、エドワードはきちんとばれないように、言い付けを守っている。
笑顔という仮面を付けて、自分の本当の感情を出さないように、
慎重に……慎重にクラスメイトと接している。
「エドが一番……辛い道を歩んでいるのかもしれないな」
「それは、王家に生まれた者の宿命です。ぷるぷる」
いつの間にか、隣にゲルロイドがいた。
俺達の横に腰? をかけて、憂いを秘めた表情で空を見上げるゲルロイド。
彼もまた、スライム王国の王位継承者なのだ。
「エドワード君……君は幸せ者です。
これほど近くに、エルティナさんという心許せる者がいてくれる。
私は君が羨ましいですよ。ぷるぷる」
見聞を広めるために、遠く離れたラングステンにやってきたゲルロイド。
彼は身の安全のため、学校内の行動しか許されていない。
授業や教師同伴での野外活動は許されているが、自由に行動はできない。
そして、クラスメイトは彼に友好的に接しているが、
ゲルロイドは僅かながら隔たりを感じている様子だった。
「宿命か……」
俺が桃使いになったのも、きっと宿命なのだろう。
俺のために力になり、俺達の未来を守るために
命を散らしていった者のためにも、途中で投げ出すわけにはいかない。
宿命の果てに何が待っているかはわからないが、
俺は自分の使命を全うしてみせる。桃使いとしての使命を!
それが、未来を託された者の責任だからだ……。
俺達は一時の平穏を、ゆっくりと満喫したのであった。
◆◆◆
「エドワードは堕ちた! 最早、俺達を止められる者はいない!」
放課後、俺は机の上に立ち勝利宣言をした。
これで最早、障害と言えるものはない。
後は作戦を実行するのみだ!
「ダナン、販売を手伝ってくれる面子はどうなっている?」
「あ~、それなんだが……」
ダナンが気まずそうな顔をしている。
いったい、どうしたというのだろうか?
「すまん。志願者が、クラスメイトの半分以上になっちまった」
「多過ぎぃ!?」
俺が立っている机の周りに、わらわらと集まって来るクラスメイト達。
いくらなんでも多過ぎだぞ!
四十人中、三十二人が志願とかどうなっているんだ!?
「いや、その……日当、小金貨三枚って言ったら、飛び付きまくられた」
「うわぁ……」
お小遣い稼ぎ目的に志願している者が殆どだが、
中には違う目的の者も混じっているようだ。
「私は別にお金はいいわ。
余った時間を使って、ダンジョンで遊びたいだけだしね」
そう言ったのはユウユウだった。
彼女、実は冒険者ギルドの登録を終了している。
力技で登録を認めさせたようだが、怖くて聞く気にならない。
「クスクス……最近は退屈していたし、少しは刺激になるかしら?」
そう言ったユウユウの目は完全に殺戮者の目であった。
これっ、たぬ子! 目を合わせてはいけませんっ!
「う~ん。これはどうしたものか?」
俺は腕を組んで悩んだ。
この展開は想定外だったからだ。
多くても、五~六人くらいと思っていたのだから。
「いっそ、全員採用してシフト組むってのはどうだ?
エルだって毎日は無理だろ?
それぞれに、都合の良い日を言ってもらって、
その面子で販売してもらえば、ほぼ毎日商売できるぜ?」
ほぅ……ナイスなアイデアだ。
流石ダナンだと感心する。商人の子か。
「そうだな、それでいくか。
各日のリーダーを決めて、俺が送り迎えすればいいか」
「いや、リーダーは俺がやるよ。
親父には承諾を得ているし、何よりも店と国のためだ」
国よりも先に、店と言うあたりダナンらしいな。
でも商売がわからないヤツに、いきなりやれって言ってもできないか。
俺の見落としていた部分を見抜いて、進言してくれるとは……
結構、ダナンは頼りになるな。
「ん、わかった。ダナンに任せる。俺も参加できる時は手伝うからな」
「あぁ、そうしてくれると助かる。
じゃあ皆、都合の良い日に名前を書きこんでくれ」
ダナンが大きめの紙を『フリースペース』から取り出し机に広げる。
志願者達は、次々と紙に名前を書きこんでいった。
「え~っと、月曜日はフォクベルトにアマンダに、モルティーナか。
モルティーナは仕事の方はいいのか?」
「そのひは、ひとがたりてて、わっすのでばんがないっすよ~」
モルティーナの言葉を聞き、月曜日の欄にチェックを入れるダナン。
続けて火曜日のメンバーを読み上げる。
「火曜日はマフズとニワトリか、ゴードンいるし問題ないな」
「おまっ、略し過ぎだろ!?」
「俺は鷲だ! ニワトリじゃねぇ!」
マフティとオフォールが不満を言っているが、
取り敢えずはメンバーに問題がなさそうなので チェックを入れるダナン。
オフォールは鷲の獣人で顔は鷲寄りだ……というか鷲だ。
であるにもかかわらず、彼がニワトリと呼ばれる理由はその姿だ。
鷲は通常、頭部のみが白いのだが、オフォールは全身が真っ白なのだ。
そして、困ったことに髪の毛が赤い。
あ~うん、ニワトリだこれ。
また、腕は翼になっており、足も鳥のように鍵爪である。
二足歩行の人型の鳥と言った方がいいだろう。
そして、ニワトリと呼ばれる最大の理由は……
彼が空を飛べない、ということだろう。
オフォールは、何故か空を飛べないそうだ。
毎日のように飛ぶ訓練をしているようだが、
いつになったら飛べるようになることやら……。
「水曜日……ライオット、プルル、リンダにガンズロックとブランナか。
ライオットが少し心配だけど、概ね大丈夫かな?
ブランナもいけるか? プレートアーマーが熱持ちそうだけど」
「問題ありませんことよ? エル様のためなら耐えてみせましょう」
この一部の隙もない、全身鎧の妙なヤツの名は、ブランナ・クイン・ハーツ。
彼女……実はヴァンパイアなのだ。
俺が学校に入学して暫く経ったある日。
突如として現れたブランナの父親に、俺は攫われてしまった。
そして、ブランナの屋敷で抵抗するも力及ばず、俺は血を吸われていまい……
その結果、ブランナの父親は白目になってぶったおれた。
調子に乗って、俺の血を一緒に吸ったブランナも同じ運命を辿った。
どうやら俺の血は、ヴァンパイアにとって、とてつもなく
ヤヴァイ物だったらしく、それを知らなかった彼等が『聖女の血』と
思い込んで『珍獣の血』を飲んだのが運の尽き。
俺の血は問答無用で、彼等の力を体内から食い荒らしていったそうだ。
その結果、彼等は俺に服従するように『珍獣の血』によって
思考ごと変えられてしまったらしい。
それ以来、俺に付き従うようになったハーツ親子だが、
日中は弱点のお日様が出ているので、まったく役に立たず、
かと言って夜になると俺は寝てしまうので結局役に立たない。
でも忠誠心はあり過ぎるという、困った親子に成り下がってしまった。
しかも、ヴァンパイアには弱点があり過ぎるため、
この世界において彼等は、はっきり言って弱い。
高い身体能力と特殊能力が、弱点で台無しになってしまっているのだ。
それでも俺に仕える、と駄々をこねるハーツ親子に手を焼いた俺は、
ブランナだけでもクラスに編入してもらうことにしたのだ。
少々窮屈な思いをさせてしまうが、
彼女にはフルプレートアーマーを着てもらって、
頭のてっぺんから足のつま先まで覆いつくし
学校生活を送ってもらうことにした。
お日さまの光に当たったら焦げちゃうからな。
ブランナが学校で俺の世話をする条件で、ブランナのパパンは自分の屋敷で
待機することを納得してもらった。
物凄くさみしそうな顔をしていたが、こればっかりは仕方がない。
ブランナも初めての学校生活に喜んでいたので、
良い決断だったと思っていたのだが……
ここ最近、彼女はまた俺の役に立とうと張り切りだしている。
色々とあったから、思うところがあったのだろう。
竜巻の件でも、雨が降っていて俺の元に来れなかったって泣いてたし。
弱点だものなぁ……流れる水。よって、雨も無理なんだそうだ。
俺としてはブランナに、穏やかに学校生活を
満喫していてもらいたいのだがなぁ。
「お役に立って見せます! エルティナ様!」
バイザーを上げ、顔を見せるブランナ。
濃い金色のウェーブのかかった髪に、パッチリとした大きな目には
赤い瞳がキラキラと輝いている。眉は短い。鼻筋も通っていて形も良い。
間違いなく美少女と言っても過言ではない。
ブランナの素顔をみれば、大抵の男は惚れてしまうだろう。
「あちちっ!?」
「無茶すんな。閉めとけ」
その素顔を見ることができれば……の話だが。
少しのお日さまの光でこの有様である。
せめて、日中は大人しくしていてくれい。
振り分けが順調に進むかに見えたが、突如ダナンの顔が引き攣った。
いったいどうした?
「木曜日……アルア、スケベトリオに……ユウユウ閣下。
どうやって商売をしろ、というんだ! 実質、俺一人じゃねぇか!!」
「失敬だな、ダナン君。我々はカサレイムの美人探しなんてしないぞ?」
「クスクス……ダンジョンで稼いだ方が、手っ取り早いわよ?」
「あははは! あっはははは! そうなのかっ! あはは!」
これは酷い。よくもまぁ、こんな面子が固まったものだ。
「エル……なんとか木曜日に入れないか?
このままじゃ、木曜日だけ酷いことになる」
「お、おぅ。なんとか調整してみる」
俺が木曜日に入れば、自動的にルドルフさんとザインが漏れなく付いてくる。
これなら十分、戦力外をカバーできるだろう。
俺の言葉に一安心したダナンは、金曜日のメンバーを読み上げた。
「金曜日、ヒュリティア、クラーク、リック、ケイオックにシーマか。
ここも概ね、安心だな……っと、おい、シーマ!
わかってると思うが、客商売だから尊大に振舞うなよ?」
「ふん……わかっている。
俗物相手に気は進まないが、これも国のため家のためだ」
この尊大な人間の少女は、シーマ・ダ・フェイと言う。
綺麗で艶のある紫の長髪を七三分けにして、先端を青いリボンで結んでいる。
切れ長の鋭い目には緑色の瞳が光っていた。
全体的にきつい感じがするが、十分器量が良いと言えるだろう。
彼女の家は、元々上級貴族の地位にあったが、ある事件がきっかけで没落し、
今では一般市民と同じような生活水準まで落ちぶれてしまったらしい。
シーマは、そんな家を再興させようとがんばっているのだが……。
残念ながら、彼女は恐ろしくヘタレである。
もう、負け犬根性が染みついているのか、すぐ弱音を吐く。
しかも、別に弱くもないが強くもないという、
なんとも中途半端な能力の持ち主なのだ。
でも自尊心だけは一丁前、という困った娘でもある。
悪い子ではないのだがなぁ……。
「土曜日は委員長、副委員長、プリエナか。
副委員長、しっかり面倒見てやってくれよな?」
「あぁ、任せておいてくれ」
ダナンと副委員長が、ガッチリと握手を交わした。
それを見た委員長が、ほっぺを膨らませて遺憾の意を示している。
土曜日組の売り上げは、副委員長がどれだけ
委員長を抑えられるかが鍵となるだろう。
がんばってくれ、副委員長!
「日曜日は、ルーフェイとランフェイか……おまえ等、剣の稽古はいいのか?」
「あぁ、父上には伝えてある。
しっかり、聖女様のお役に立つように……と言われたよ」
「ふふっ、兄様と私であるならば、たちまちに完売するでしょうね」
ルーフェイとランフェイは、人間の双子の兄妹だ。
兄のルーフェイ・ロンと、妹のランフェイ・ロン。
はっきり言おう、どっちがどっちだか、全然わからない!
それほどに瓜二つなのだ! 背丈も声も顔もだ!
学校にいる間は、辛うじて制服で判断できるが、
私服になるとそうはいかなくなる。
こいつ等は、兄妹の仲が良過ぎるのか、服までお揃いにしてやがるのだ。
兄が男の服を着たいと言えば、妹も同じデザインの男の服を着る。
妹が女の服を着たいと言えば、兄も同じデザインの女の服を着る。
そして、困ったことに違和感がまったくないのだ。
恐るべし、双子の兄妹。
この二人は、フィリミシア……いや、世界でも有名な剣士を父親に持つ。
『剣聖テンホウ』と呼ばれ『魔族戦争』において、最前線で戦い続けたにも
かかわらず、ただ一度として負傷しなかった最強の剣士である。
フウタですら「剣のみの勝負であれば勝てる気がしない」と
言わせるほどの『漢』なのだ。
自他共に厳しい彼の元で育てられた兄妹。
勿論、剣の技術も厳しく叩き込まれている。
毎日の厳しい稽古故に、彼等の体に生傷がなくなることはない。
以前、俺が「『ヒール』で治すか?」と聞いたが、帰って来た答えは、
「未熟故に付いた傷なので無用」だった。
彼等は心までも鍛えられていたのだ。
そんな『剣聖』のたった一つの誤算は……行き過ぎた『兄妹愛』だろう。
この兄妹、このまま行くと……危険な領域に突入しそうなのだ。
そう、やっちゃいけないことを、やっちゃいそうなのだ!
そんなの許されざるよっ!!
愛故の暴走か……と生暖かく見守るわけにはいかないので、
父親もあれこれと手を尽くしているのだが、上手くいってない様子だ。
「厳しくし過ぎた反動だろう」と俺にこぼしていた『剣聖』は、
ただの不器用な父親だった。……泣けるぜ。
俺もフィリミシア城で、テンホウさんと顔を合わせる機会が多いので、
いつの間にか親しい仲になっていたが、まさか子供がクラスメイトに
なるとは思っていなかった。
それ以来、城で顔を合わせる度に子供達の様子を聞いてくるのだが、
それでも、いまだに効果的な対策はない様子だった。
俺は最近「もう、なるようになるんじゃね?」と開き直っている。
後は兄妹の常識に任せるしかないのだ。ふきゅん。
ルーフェイとランフェイ共に、父親譲りの艶のある黒髪のロングヘアー。
意志の強そうな目はややきつめであり、
その中には茶色の瞳が静かに光を放っている。
鼻は低いが形は良い。全体的に女性寄りの顔立ちをしている。
妹のランフェイはともかく、兄のルーフェイの将来が心配だ。
どうか、変な方向に行かないことを祈る。
オカマバーにいたら、テンホウさん泣いちゃうぞ?
何はともあれ、これでメンバーは決定したようだ。
後はやってみなければわからない。
明日は土曜日だ。初日なので、俺も一緒に店頭に立つつもりである。
初めての商売に、心を躍らせつつも不安にもなる。
取り敢えずはやってみてからだ。
俺には心強い仲間達がいる。きっと上手くいくだろう。
俺はこの商売が上手く行くことを、予感したのであった。