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食いしん坊エルフ  作者: なっとうごはん
第二章 身魂融合 命を受け継ぐ者
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導かれる者達

◆◆◆


 午後二時十七分。南門露店街。


「ちっ……キリがねぇな?」


 いったい、何匹の化け物を切っただろうか?

 もう二十から先は数えていない。

 地上から、空から、次々に……このくそったれ共が、湧いてきやがる!


「オオクマ! ここはもうダメだぁ! 撤収しよう!」


 友人のトスムーが、昔愛用していた槍を、黒い化け物に突き入れて言った。

 ここには、おまえが嫁の次に大切だって言った

 大切な店があるんだろうがっ!?


「トスムー! 店はどうすんだ!? てめーの大切な店だろぅが!?」


「店は……また、作ればいいさ。命あっての物種だ」


 そう言って……半壊した店を、悲しげに見つめるトスムー。

 わかるぜ、俺にも。

 俺の店も既にぶっ壊れちまったしな……ちくしょう。

 色んな思い出が、あり過ぎんだよ。


 商売が軌道に乗るまで苦労した、借金を返すのに四苦八苦した。

 良いことも、悪いことも、その店で味わった。

 自分の分身みたいなもんだ。

 それを……諦めざるを得ない悲しさ、そして無念。


「くそがっ! いったい、なんなんだよ!? こいつ等は!!」


 俺は、何体目かの化け物を、切り捨てた。

 黒くて小さく、かわいげのない恐竜を模したそれは、耐久力こそないが

 攻撃力が異常に高く、どんなに頑丈な鎧も役には立たなかった。

 そして、一番の脅威はその数だ。

 倒しても倒しても、追加されたのでは、こちらの体力が持たない。

 いったい……どこから、やってきているのやら……?


「まぁ……大方、竜巻が発生したって話だから、そいつが原因かも

 しれねぇが……それにしたって、普通じゃねぇわな?」


 武器の耐久力だって無限じゃない、使い慣れたこの剣だって

 いずれは折れて、使い物にならなくなるだろう。

 既に刃もボロボロになっている。

 俺が冒険者だった時にも、ここまでボロボロになることはなかった。


「しかし……こいつ等、さっきからどこに向かってるんだ?

 多過ぎて向かってくるやつのみ、仕留めているがよぉ……

 他のやつ等は、俺達を無視して、どこか目指しているようだが……」


 トスムーが、化け物を薙ぎ払って、俺と合流する。


「さぁな? わからねぇが……方角から言って……ヒーラー協会か?」


 俺の何気ない一言で気付いちまった。

 自分の言葉で、気付くとは世話ぁねぇな!?


「ま……まさか!? エルティナが、何かやっているてぇのかっ!?」


「その可能性は高ぇな!? なんてったって『聖女』様なんだからよっ!」


 俺が知ったのはつい最近だ。

 朝っぱらから『聖女』様が『食いしん坊』の服を引き取りに来た時に

 こっそりと本人が教えてくれた。


 自慢してやろうとトスムーの店に行ったら……

「そんなもん知ってる」って言われ、随分と間抜けな顔を晒したもんだ。

 ついでに、あれこれと自慢話を聞かされた。

 トスムー達にとって、本当に我が子のようなもんだったみたいだ。

 そんな、少女の身に危険が迫っている可能性がある。

 あくまで、可能性なのだが……


「行くかっ!?」


 俺は行くことを決めている。……あとは、トスムー次第だ。


「行くに決まってんだろ!? 店はまた直せばいいが……

 エルティナは失ったら、もう二度と会えねぇんだからよっ!」


 と、台詞を言い終わる前に既に走り出していた。

 

「やれやれ……まったくもって、今日は厄日だな?」


 俺も走り出した。

 もし、そこに『聖女』様が居たとしたら……ことは、いよいよもって

 大事になる。今も大事だが……


「なんで、冒険者引退してから、こんな大事が起こるんだか……」


 久々に派手に動かした体は、既に悲鳴を上げている。

 明日は間違いなく、筋肉痛確定だろう。

 そんなことを、頭の隅に追いやり、俺はヒーラー協会に急いだ。


 ◆◆◆


 俺達がヒーラー協会に辿り着いた時にはもう、黒い化け物共で

 辺り一面溢れかえっていた。


「うおっ!? なんじゃこりゃ!?」


 オオクマが、俺の思っていることを代弁してくれた。

 こんなものを見れば、だれでもそう言ってしまうだろう。


 そして、その大群に果敢に挑んでいる少年少女達。

 その中に混じって、小型のゴーレム……ホビーゴーレムか。

 ……が、一緒になって戦っていた。


「ちっくしょう! 邪魔だ! こみどり共!!」


 獅子の獣人の少年が、化け物を踏みつぶして言った。

 どうやら、この化け物の名前は『こみどり』と言うらしい。

 どこに『みどり』の要素が入っているかわからないが……


「おい! 坊主! こんなところで、何やってんだっ!?

 危ねぇから、避難所に行きなっ!!」


 オオクマにそう言われた少年は、こちらに振り向かず

 こみどりを潰しながらハッキリ言った。


「お断りだ! この先に、エルの気を感じるんだ!

 あいつはこの先に絶対居る! 俺達が行ってやらないと!!」


 この少年……エルティナの友人か!?

 こんな危険な化け物に、臆することなく立ち向かうとは……

 しかも理由が、おまえのためとはな。

 ……良い友人をもったな? エルティナ……


「おじさん達は、どうしてここに!?

 ここのヒーラー達は、出払って今はいませんよ……!?

 って、トスムーさんに、オオクマさん!?」


「うおっ!? リンダちゃんか!?」


 よく……うちに、肉を買いに来てくれる、お得意様の少女だ。

 どうやら、普段のエプロン姿ではなく、ガッチリと鎧に身を固めた

 俺達の姿を見て、別人だと思っていたようだ。


 まぁ……こいつを、身に着けるのは、実に十年ぶりなので無理はない。


「理由は、リンダちゃんと同じさ。

 この先に、守りたい笑顔を持った……食いしん坊が居る」


 俺はそう言って、こみどりを蹴散らす手伝いを始めた。

 しかし……次々と追加が来ては、いたちごっこだ!

 何か手はないか!? こんなところで時間を食ってられん!


「みんな! どいて!! 『ケンロク』! 魔導キャノン撃て!!」


 少女の声がしたと思った瞬間!

 俺達の脇を掠めて魔法弾が飛んできた!

 そして、こみどりが密集している場所に着弾し……大爆発する! 


「おいおい! 殺す気かっ!?」


 オオクマが非難の声を出した。

 このピンクのお嬢ちゃん、やることが大胆だな!?


「プルル君! 焦り過ぎだ! ここまで来るのに、少し時間が掛かったが

 こみどりに、やられてしまうほど、やわな子じゃないのは……

 君達が、一番わかっているんじゃないのか?」

 

「す……すみません。フォウロさん」


 フォウロと呼ばれた青年も、ホビーゴーレムを従えている。

 ……? あのゴーレムは!? 間違いない!

 パーフェクトゴーレムじゃないかっ!?

 と、いうことは……彼は、三代目ゴーレムファイターか!

 俺も子供の頃は……よくホビーゴーレムで遊んだものだ。

 当時の憧れの的だったな……


 更に……少し遅れて、数名の男女がやってきた。

 彼等もホビーゴーレムを従えている。いったい、どういうことだ?

 殆どの連中は、ホビーゴーレムを従えている。


「リンダちゃん、なんで皆……ホビーゴーレムを従えているんだ?

 こんなところに持って来たら、壊れちまうぞ?」


 と、言う俺の言葉に、リンダちゃんは真面目な顔で答えた。


「皆、この子達に導かれて、ここに集まったんです。

 この子達は……皆、エルちゃんに祝福を受けた子ばかりなんですよ?」


 祝福……? 俺は、こみどりと戦っている、ホビーゴーレムを見た。

 天使型のホビーゴーレムから放たれた魔法弾は

 なんと一撃でこみどりを粉砕してしまった。

 そのホビーゴーレムだけではない、他のホビーゴーレム達も

 普通のホビーゴーレムとは、比べ物にならない強さだった。


「これが……あの子の『祝福』の力だってぇ……いうのか……?」


 信じられねぇ……普通『祝福』ってぇやつは、ただの願掛けみたいなもんだ。

 これが……本物の聖女の能力だってぇのか?


「はい、エルティナ様は、間違いなく『聖女』であらせられます」


「我等の使命は『聖女エルティナ』をお守りすること」


「って、上に命令されちゃった」


 それぞれ、性格が違う天使型ゴーレムを従えた少年が言った。

 服装から言ってミリタナス神聖国の出身か。

 ……面倒な連中に、目ぇ付けられちまったな?

 だが……この連中の覚悟だけは、本物みてぇだな。


「これじゃあ……埒があかないねぇ……そうだっ!

 僕に良い考えがあるよっ!」


 ピンク髪の……プルルって子が作戦を提案してきた。

 そして、その作戦は盲点だった。

 何故……そんなことに気が付かなかったのか?


「そりゃいい! それで行こう!」


 オオクマが、居の一番で賛成した。

 無論、俺もこの作戦に異論はない。

 さぁ……今行くぞ! エルティナ!! もう少しの辛抱だからなっ! 


 ◆◆◆ 


 午後二時四十三分。桃の聖域。


「エルティナ! 『桃の加護』を切らすな!

 勿論『神桃の芽』に『桃力』を注ぐこともだ!

 俺も調整をサポートする! あと少しだ! 持ち堪えてくれ!」


 桃先輩の激が飛ぶ。

 桃の聖域入り口は、まさに戦場だった。

 押し寄せる二百体のこみどり。それは、空からも降ってくる。

 延々と戦い続けなくてはならない上に、こっちは戦力の増加は

 ほぼ見込めない。

 ヒュリティアが来てくれたのが、奇跡と思えるくらいだ。

 

「押し返せ! なにがなんでも、この中には入れさせるな!」


 ルドルフさんの激に、モモガーディアンズの皆に気合が入った。

 もう、何体倒したかわからない。

 ひょっとしたら、既に二百体倒しているかもしれない。

 しかし……追加が異常だ。

 追加の数を、桃先輩に聞かされるたびに気が萎える。


「まだ来るの……? もう矢がなくなるわよ!?」


 ヒュリティアの背中にあった大量の矢筒も残り一つになっていた。

 ひとつ二十五本入っているのを、五つ背負っていたのだから

 ヒュリティアだけで、およそ百体倒した計算だ。

 ほとんど、命中させて倒してたし間違いない!


「追加だ! 上空、四十! 地上六十体!」


「うっは……来過ぎだぜ! 少しは、ゆっくりしていってもいいんだぜ!?」


 雨と風も強さが増してきている。

 竜巻が近づいて来ている証拠だろう。

 そのため、俺は桃先生の芽に『桃結界陣』を張っている。

 強くなる風と、万が一『憎しみの光』が

 こっちに飛んで来た時のためにだ。


 しかし『桃力』と、魔法と、桃の術を、使い分けて使用するのは

 非常に骨の折れる作業だ。管理も大変である。

 ヒールも使えるのは俺のみ。勿論桃の術もだ。

 桃先輩のサポートがなければ、困難極まっただろう。(確信)


「……ちっ! 矢が切れたわ!」


 そう言ってヒュリティアは二本のショートソードを抜刀した。

 遂にこの時が来てしまったか! ムセルは……ダメだ!

 今、戻したら陣形が乱れちまう!


「おのれ……もう少しだというのに!」


 桃先輩が悪態を吐いた。

 時間的に、そろそろ桃先生の芽に『桃力』が満ちてもいい頃だ。

 その兆候が、ないということは……つまり

 もう少し『桃力』を、注がないといけないのだろう。


「来るぞ! 迎撃!!」


 桃先輩の言葉に、桃先生の芽の防衛に当たるイシヅカ、ひろゆき

 ヒュリティアに緊張が走る。

 降下中のこみどりに有効な、遠距離武器はもうない。

 地上に着地する途中か、した後で倒すしかない。

 当然、危険度は格段に上がる。


「来るわっ!」


 ヒュリティアが身構えた!

 その時! どこからか砲撃の音がした!

 この砲撃音は……俺達や、こみどりのものじゃない! だれだ!?


 放たれた光の弾は、降下中のこみどりに命中して爆発し

 こみどりをバラバラに吹き飛ばした。


「エルティナ様! ご無事で!?」


 砲撃したのは、なんとアークだった! その後ろにはミカエルがいる。

 そして、その砲撃した場所は……俺の部屋の窓からだった。


「ミ……ミカエルッ!? どうしてここにっ!?」


 ミカエルが窓から飛び降りる。

 そしてその後ろには……


「エルティナ! 無事でよかった! てぇか……こんな、危ない場所で

 何をしてるんだっ!? こいつ等に囲まれて逃げれなくなったのか!?」


「あえぇぇぇぇぇっ!? トスムーさん!? 避難してないのか!?」


 更にその後ろに……悪い顔をしたオオクマさんがいた。

 どうなってんですかねぇ……?


「よぉ? 『聖女』様? 御救いに参りましたぜ?」


「オオクマさん……あんたもか」


 ニヤニヤしながら「ご無事で何より」と、言って油断なく俺達と合流して

 こみどりを蹴散らした。


 そして……トスムーさんが、えらい勢いで質問攻めをしてきたので

 今までの経緯を説明した。

 説明中に『ヒール』で治療するのも忘れない。


「なるほどなぁ……この小さな芽が、この町の運命を握っているってわけか」


 オオクマさんが剣で肩をトントンしながら、興味深そうに

 桃先生の芽を眺めていた。


「よしっ! なら俺達も手伝うか! いいよな? トスムー!」


「報酬は、たぶん出ねぇぞ? オオクマ!?」


 そう言って、こみどりを蹴散らす二人。カッコいい中年! ステキ!

 これは、いけるんじゃないか!?

 もう、そろそろ予定の時間だ。 桃先生の芽に『桃力』が満ちる。

 そうすれば、俺達の勝利だ!


「エルッ! 無事かっ!?」


「ライ! おまえ等も来たのか!?」


 窓から続々と、クラスメイトの皆がやってきた。

 プルルが見当たらないな? 避難所で待っててくれているのかな?


「プルルは、ヒーラー協会前の、こみどりを倒してるぜ!

『ケンロク』って言う、戦闘用のゴーレムを連れて来ているから

 心配はいらねぇってよ!」


「何それ!? 超見たい!!」


 うごごご……すっげー気になる!

 あと、どんだけ『桃力』を注げばいいんだっ!?


「桃先輩! 時間は!?」


 俺の言葉に桃先輩は……少し、いや……だいぶ焦った感じで言った。


「今……午後三時三十三分だ! ……おかしい!?

 何故『桃力』が満ちない!?」


「……え?」


 今……物凄く聞いてはならない台詞を聞いた気がする。(白目)

 時間も過ぎて『桃力』も満ちてないって、そりゃねぇぜ!?


 その時、脳内にトゥルル! トゥルル! と着信音が鳴った。

 

『こちらは「桃大佐」だ!』


『大佐! これは、どういうことですか!? 規定量の「桃力」を

 満たしたにも、かかわらず……成長の兆しがありません!!』


 初めて聞いた、声の主は『桃大佐』と名乗った。

 貫禄のある、おじいちゃんの声である。

 某ゲームの大佐を、彷彿させるなぁ……


『今、説明する! その「神桃の芽」は、イレギュラー個体だ。

 数億分の一の確率でしか出ない、貴重な物だが……

 それが、最悪のタイミングで判明した』


『それで……本部はどのような指示を!?

 こちらは一刻の猶予もありません!!』


 そうだ! こっちは時間も余裕もないんだぞ!?

 俺も結構……ヤヴァイんだぜ!? 気を抜くとヘロヘロになっちゃう!


『作戦は続行だ! 計算によると、もう一時間程度で「桃力」が満ちる!

 それまで、現戦力を持って耐えて欲しい!』


『……無茶です! もう、エルティナの「桃力」は、枯渇寸前です!

 何か別の手は、ありませんか!?』


 うおっ!? やっぱり、なくなる寸前だったか!

 色々使いまくってたしな……

 でも、これって不味い状況だよな? どうすんだ!?


『……すまん。現状、こちらからは作戦しか伝えられない』


『……了解しました。何か手段がないか探してみます』


 そうして『桃大佐』とのやり取りは終了した。

『桃大佐』つっかえねーな!!


『話は聞いていたな? エルティナ』


『あぁ、聞いてた。要は「桃力」を生産しながら

 桃先生の芽に「桃力」を注げばいいんだな?』


 俺は脳内会話で、桃先輩と作戦を再確認した。

 俺の『桃力』は枯渇寸前である。

 で、あるならば……作りだせばいい!

 そう……例のあの方法で!


「精神を研ぎ澄ませて……せて……せて……?」


 あっるぇ~!? 希望も祈りも少な過ぎぃ!!

 ちょびっとしか食えねぇ!!

 うぉぉぉ……そういえば、こんな状況で、希望もへったくれもないか!?


「桃先輩! どれだけ回復した!?」


「殆ど回復していないぞ! これでは、あと三時間は掛かる!」


 さ……三時間!? いかん、ちょっとクラッときた。

 でも……やるしかない!


「皆! 聞いてくれ!!」


 俺の説明に、流石の皆も絶句する。

 しかし……やるしかないのだ。この町を守るには……

 時間もギリギリ、グロリア将軍だって何時までも

 竜巻を足止めしてられない。


 先に桃先生の芽に桃力が満ちるか、それとも……

 竜巻が、ここに到達してしまうのか?


 それは、だれにもわからないことだった……

誤字 「あえぇぇぇぇぇっ!? トスムーさん!? 非難してないのか!?」

訂正 「あえぇぇぇぇぇっ!? トスムーさん!? 避難してないのか!?」

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