プロローグ
2050年、地球は時空間で起こっていた戦争に巻き込まれてしまった。
その影響で地球では多くのゾーンと呼ばれる時空の歪みが生まれるようになり、そこからは悪魔が侵略してくるようになった。
同時に一部の人々は悪魔に対抗できる力「Ciel」が与えられた。
悪魔は弱った心に漬け込み絶望を与え、心の持ち主を悪魔へと変えていく。
悪魔は普通の人間には見えず、Cielを持つ者「Cheperd」のみに見える。
ただ、とりつかれた人間は狂暴または凶悪になり人を襲う為、Cheperdはシールドを展開して一部の空間の時を止め、悪魔たちと戦う。
だから普通の人間に悪魔やCheperdの存在は知られていない。
いや、知られてはいけないのだ。
もし真実が世に広まれば、人は人を疑い、やがて殺し合が始まるだろう。
それだけは避けなくてはならない。
ただし、膨大な数の悪魔を相手にするにはCheperdの数は少なすぎる。
その為、悪魔は長い年月を経て少しずつ、確実に力をつけてきた。
2200年、最強最悪の悪魔、魔王サタンの復活は目前に迫っていた。
Cheperd達は唯一サタンを倒すことの出来ると言われている、伝説の聖戦士の誕生を信じて戦い続けている。