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闇の王子、影の王子  作者: チェル
三章───メルヘンな王子の役割編
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「実験その1」

体育祭で真っ赤に焼けました!日ごろ、あまり外に出ないからですよ。

ヒリヒリする…。


・±・(涙)




「あるところに、一人の王子が居ました。」


「え…?」

いきなり語り出した俺に、シェイリア王女は不意をつかれたような声をあげた。


「王子は生まれたときに、母親である王妃が亡くなっています。まだ王子が4歳の頃、城には一人の魔女が仕えていましたがその魔女は王子をそそのかし、悪魔との契約を交わして国を乗っ取ろうと企んでいました。」


「それって、サリマーダ王国のことじゃ…」

王女が何か言いかけていたがあえて無視する。


「ところが、彼女の企みは王によって阻止されます。しかしその日から、王子の様子がどこかおかしい。そう、王子は悪魔に憑かれてしまったのです。」


「それじゃあ、私が会った王子って悪魔だっ…」


「そんな王子に王は危機を感じ、暗殺させました。ところが王子を埋めたそこには、ある化物が居たのでした。」



俺は一度口を休める。

王女も何も言わない。



「…それが、()でした。チャンチャン。」




──────────────



ふう、俺の正体を明かしたのは二人目だな~。


そんなことを考えながら、目の前でポカンとしているシェイリア王女を見る。


「え…?本当なの?」

今の話を聞いたけれども、半信半疑という様子で聞いてきた。


「君の髪の毛、一本もらえる?」


「うん、いいわよ。」


そう言って、王女は綺麗なサラリとした一本の金色の髪の毛を渡した。

俺も自分の髪の毛を一本抜いておく。


「途中の様子はあまりお勧めではないから、後ろでも向いてた方がいいよ。」

そう促すが、王女は俺をガン見している。


まるで、一瞬たりとも見逃す気はないというように。


「ハァ…。俺のことは嫌いになっても、サリマーダ王国のことは嫌いにならないでね。」


最後に一言、念のために言って、俺は王女の髪の毛を飲み込んだ。



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