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闇の王子、影の王子  作者: チェル
一章──奔走、影の王子編
1/79

「あるところに」

素人ですがよろしくお願いします。


あるところに、緑の山々に囲まれたサリマーダという王国がありました。

歴史はあまり長くはない国でしたが、普通の国よりも領土が大きく、文化も栄えています。

隣国との仲もまあまあ良く、治安もそこそこ良く、いたって平和な国でした。


ところがその王国の人々は、大きな悩みを抱えていたのです。


それは、唯一の世継ぎである王子の性格が悪いこと。

言うこと為すこと、いたずらの域を過ぎて犯罪と呼ぶのに近いものばかり。

被害を受けた人々は、あれはまるで悪魔のようだと語ります。


せっかく平和な国なのに、問題が起きるのはいつも王子のせい。


人々の裏でついたあだ名は『闇の王子』。


王もとうとう愛想をつかして、王子を殺すように密かに命令しました。


計画を行ったのはとある晴れた日のこと。

なにも知らずに山へ従者も連れず一人で狩りに出る王子。

その後ろには、王の雇った暗殺者たちがついてきていました。


抵抗する間も無くあっさりと殺された王子。無事に仕事を終えた暗殺者たちは現場を誰も見ていないことを確認し、王子をそのまま山に埋めて王国へと帰っていきました。




ところが。


誰も見ていない、と言うのは間違いだったのです。


王子の埋められたすぐ近くの木の後ろ。

そこに、ムクムクと黒い人の形をしたものが現れました。


それは人でもなく獣でもない。

百変化(ひゃくへんげ)』という化物でした。






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