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デイブレイクオーダー  作者: Black Knight
2/3

ACT2

屋上でカナタとの約束してから一週間後、Savior〈紅椿〉が完成した。翌日、俺とカナタの模擬戦が行われたが結局引き分けで終わってしまった。


しかし、その2日後。

Despairの大群が帝国の首都であるトーキョーに出現したという情報が入り俺たちには出現したDespairの掃討をせよ、と命令が下された。


「実動部隊!ブリーフィングルームに集合せよ!」


アナウンスが聞こえ、パイロットスーツに急いで着替える。

俺がブリーフィングルームに入ると、俺と同じ三期生のメンバーが十数人ほど集まっていた。

生存している三期生は44人だが、その1/3はパイロットに、残りの2/3は技術班にと分けられている。

ここに集まるのは15人。技術班はSaviorの最終調整を行っている。


その後、カナタや他の奴らも集まってきて、俺たちの教師もとい上官、一ヶ谷少佐がこちらを向き、

「お前ら、訓練で習ったことをしっかり活かして絶対に生還しろ。分かったな?」

言い終えた一ヶ谷少佐が敬礼する。俺たちも敬礼をした後ブリーフィングルームを出て搭乗室へと向かう途中、カナタが俺を呼び止めた。

「前から言えなかったんだけど私......アンタの事......好き。」驚いた。

「.........そう言うのは帰ってきてからにしろよ、死亡フラグが立っちまうからな。」

そう言って笑うと、カナタがこちらに向かって歩いてくる。

ぶつかると思った瞬間、頬に柔らかな感触が.........。

「絶対に守ってよ、私もアンタを守るから。」

そう言って走り去っていった。

一分後、俺たちはSaviorに乗って出撃準備をしていた。

俺は愛機〈黒鉄〉に話しかけながら出撃までの時間を待った。


「お前とも二年半の付き合いだよな。今までサンキューな、俺を守ってくれてよ。今日もよろしく頼むぜ。」

言い終わると同時に出撃カウントダウンが始まった。10、9、8......時間が過ぎていく。

俺は今回も絶対生き延びると心で誓った.........

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