そして人はいなくなっちゃいました「其之八」
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2話目 http://ncode.syosetu.com/n3101r/
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5話目 http://ncode.syosetu.com/n3460r/
6話目 http://ncode.syosetu.com/n3494r/
7話目 http://ncode.syosetu.com/n3718r/
8話目 これです。
そこには―――
消えたと思っていた家族が、友人が、知り合いが、有名人が。
リビングにはたくさん集まってた。
嬉しすぎて何も言葉が出なかった。
『人なんて、消えてしまえばいい。僕の目の前に居るものを誰かが排除してしまえばいい』
愚かだった。だって人がいなくなったら僕は何もできないんだから
「お!なんだ、桂木じゃねーか!こっち来いよ、一緒に飲もうぜ」
会社の友達がそこにはいて。
これまでのが夢だったと思えた。
何で人が消えたんだろうとかそう言った疑問はこの瞬間から全くなくなっていた。
そう。なくなっていた
あまりにも楽しすぎて嬉しすぎて本当に良かった。
そう。良かった。
――……気付いたら寝てしまっていた。
よっぽど疲れていたのだろうか。
「桂木くん……だっけ?」
長い茶髪の女性がそう僕に問いかける。
「誰だよ、あんた……」
「俺は誰だろうね……。お前も本当に桂木って名前?」
一人称が『俺』という変な女性の問いに僕は全く答えることが出来なかった。否。答えようとしなかった。普通の状況ならすぐに『当たり前だ!』とか言ってる。でも普通じゃない。普通じゃなく、異常。
「答えられないよね。だって自分が誰かわからないんだから」
彼女の言葉に不思議と耳を傾けてしまう。その言葉を全て鵜呑みにするように
そして、時間をおいて彼女は重い声で言う。
「お前の知ってる家族や友達や知り合いや有名人は、『人』の『為』だけにつくられた『偽』。全部『偽』」
「何が言いたいんだよ……」
「……お前が消えなかったんじゃなく、皆が消えた。その理由は単純だ。お前は――『本物』だからだ」
これはリレー小説です。
続きが気になる方は、好きに作っちゃってください!
続きがどうなるのか、読みたいので、聖魔光闇までご一報ください。(ここだけ、毎回あとがきに入れてください)
ハジメマシテの人はハジメマシテ
オヒサシブリの人はオヒサヒブリ
そんな感じがそんな感じでMOWと言います。
このたび聖魔光闇様の連続リレー小説「そして人はいなくなっちゃいました」8話目を執筆させてもらいました。
自分みたいなのがこんなのやって後で叩かれないかものすごい不安です。
主人公の名前を勝手に設定してしまったりヒロイン(?)を出したりと暴走してしまいました。
なんか自分のせいでその内、学園超次元異能バトルとかになったら恐縮です。
よろしければ私の他の作品も読んでください(宣伝)!
ご愛読ありがとうございました!