↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
夜空に舞う星々のノクターン  作者: 餅月 響子


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

16/67

第16話 スマホのやり取りで心繋がる

『家、着きました?』


星矢は翔太にラインをした。

約5分後、返事が来た。


『ああ、さっき着いた。

 今から飯。

 カレーライス。

 そっちは?』


星矢はすぐに返す。


『嘘、ウチでもカレーライスです。

 なんたる偶然。』


星矢はうさぎのニコニコのスタンプを送る。

翔太はホームランをしたパンダのイラストを

送った。



『うちのカレーライスは中辛だ。』


『うちでも中辛です。

 そして朝食はカレーうどんが定番です。』


 星矢は、ドキドキしながら返答する。


「星矢、スマホいじりながらやめなさい!

 ごはん、さっぱり終わらないから。」


「あーはいはい。」


 星矢は母から注意されて、

 スマホをパタンとテーブルに置いた。


 翔太も同じで、途中でラインの

 やり取りをやめた。



 返したいのに返せない

 もどかしい気持ちになる。


ご飯を食べ終えて、さっきの続きを送ろうと

星矢はラインを開くと、翔太からのラインに

びっくりして、思わず、ぶっと吹いた。


スタンプが20個も送って来ていた。

最初は返事がこないことの不満スタンプに

イライラスタンプ

ニコニコスタンプかとおもったら、

【今、掃除中】、【今、勉強中】と

リアルと違うだろうというペースで

どんどん送っている。


これは遊んでいるなと感じた星矢は

お返事におやすみなさいスタンプを

5個送った。


すると、そこにガーンがっかりした返事が来た。本気で落ち込んだようだ。

慌てて、ライン通話を開いた。


「先輩?

 怒りました?」


「ん?怒ってないよ。」


「ガーンってどう言う気持ちでした?」


「いや、そのままっしょ。」


「悲しい?」


「そうだな。」


「冗談ですからね。」


「マジか。」


「そっちが先にスタンプ送って来たから

 真似してみたんですよ。」


「そっか。ごめん。」


「いや、別にいいんですけど。

 それより気になったことが

 あったんですが…。」


 気持ちを切り替えたようで、 

 翔太先輩の声も高くなっていた。



「なんだ?」


「翔子先輩のことなんですが、

 いつもお昼一緒になるじゃないですか。

 このまま僕たちと過ごしていたら、

 彼氏できないんじゃないかと

 心配してました。

 大丈夫ですかね。」



「お、お前なぁ、何を心配してんのよ。」


「ちょっと、気になって。

 3人で過ごしたら、

 彼氏さんの入る隙間がないですよ。」


「優しんだな、星矢は。」


「まぁ、そんなことはないんですけど。」


「んじゃ、超いじわるだな。」


「けんか売ってますか?」


「いや、けんかは売ってないぞ。

 明日、翔子に直接聞いてみれば

 いいだろ。」


「そうですね。

 確認してみます。」



「俺は、知らないけどさ。

 考えすぎだと思うぜ。」



「まぁ、聞いてみないことには。」


「おう。

 んじゃ、そろそろ寝るな。

 おやすみ。」


「はい、それじゃ、また明日。」


電話を終えて、通話終了ボタンを押した。

まだドキドキしている。


翔太のプライベートを独占したみたいで、

嬉しかった星矢だった。




翔太は、眠くなってきて、

風呂に入るタイミングを失い、

制服のまま

ベッドにそのまま寝落ちしてしまった。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。