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私の1ページ

私の1ページ_5

合コンで素敵だなと思った彼から、水族館に誘われた。

悩みぬいた洋服に袖を通し急いで待ち合わせへと向かうと、彼は既に着いていた。

「可愛いね」

嬉しい言葉と笑顔で迎えてくれて、水族館で魚を見ていても、ショッピングモールを歩いていても、彼と一緒にいるだけで楽しすぎた。私の話も笑顔で頷きながら聞いてくれるし、時折笑わせてもくれた。

「たくさん歩いたし、休憩がてらケーキでも食べようよ」

少し疲れてきた絶妙なタイミングで提案してくれる。

こんな人と付き合えたら、悩みはつきないだろうなぁ。

注文したカフェラテには、可愛らしいクマとハートがほどこされていた。飲もうと思ってカップに手を伸ばすと彼の目線を感じる。

「あんまり写真撮らないんだね」

的確に指摘されたことに驚くが、本音は言わずに飲み込んで適当にごまかした言い訳をして笑う。

だって今日のこと思い出しちゃう。

あなたのことは本気になる前に忘れたいんだ。

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