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暮伊豆のレビュー帳 〜くれいびゅーだいあもん道  作者: 暮伊豆


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524、途中で読むのをやめた人間すら引き戻す作品

作品タイトル:ブサイクで有名な令嬢と婚約した。彼女はとても可愛らしい性格の人だった。 ~『ゴブリン令嬢』と蔑まれる令嬢に恋した美貌の令息が彼女を幸せにしようと奮闘する物語~


作品URL:https://ncode.syosetu.com/n0174gy/


作者名:新天新地 ‬‬


レビュー日時:2021年 06月28日 12時52分


レビュータイトル:途中で読むのをやめた人間すら引き戻す作品



■□■□本文■□■□



『醜いアヒルの子』を知っているだろうか。

その周囲と違う歪さゆえに、虐げられ、排斥され……


しかし、成長とともにその魅力はやがて花開く。

そんな醜いアヒル。



さて、そんなアヒルよりかなり醜いゴブリン令嬢だが私は中盤で読むのをやめた。

主人公の行動に許せないものを感じたからだ。


だが、頭にこびりついた何かが消えてくれない。

軽くひと月は経ったはずなのに。

ずっと気になっていた。


そして、つい再読してしまった。

今なら言える。

最後まで読んで良かったと。

ラストで泣くほど良かったのだ。


ほとんどの方はこの作品を一気読みしてしまうはずだ。

それだけの名作なのは間違いない。


ただ、ごくわずか……ひねくれた読者は途中でやめたりしてないだろうか?

それは損だ。

途中でやめた私が断言する。

最後まで読んだ方がいい。

たぶん間違いない。


■□■□■□■□■□


さて、私は好みがうるさい人間だと思う。

気に入らないと1話の途中で読むのをやめたりすることはよくある。

この作品も途中で読むのをやめた。

それまでは感想を書いたり楽しく読んでいたのに。

しかし、中盤で主人公は許せないことをした。あくまで私から見て、ではある。

それ自体はよくある話だから問題でもない。

私が読むのをやめた最大の理由は、その出来事のせいで終盤に至るまでの流れが全て見えてしまったからだ。

そして、事実。最終話の前話までだいたい私の予想通りだった。


ところが!


最終話だ!


最終話を読んで泣いてしまったのだ。

後半の自作品『ドブイケ』と似た展開でちょっと嬉しかったりもした。ラストあたりの動向も似てて嬉しかった。


そんな気持ちで読んだ最終話なのに……


泣いてしまった。


私も作者の端くれだから……

『例え何十万ポイントあろうがドブイケの方がおもしろいんじゃあ!』という気持ちはある。

いや、あった。最終話を読むまでは。


そして、悔しいからレビューを書いた。

その気持ちが冷めないうちに。


そんな素晴らしい作品だった。


私がレビューなど書こうと書くまいと上に行く作品、いやもうすでに行ってる作品だ。


最後まで読んでよかったと思う。

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