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9話「変わ、変わってねぇ。え?呪いって容姿を醜くする呪いなの?」

麗+王都冒険者(バトス)side

光りが納まるとそこに居たのは、少し神秘性が増したミィティアだった。

「変わってないじゃん・・・」

容姿が変わって無くて逆に吃驚した、なろ〇だと進化して可愛い感じかカッコいい感じになるって描写なのに変わってないとは、これ如何に。

―ッ!凄い変わってる!

えぇ・・・それで変わってるのか。神秘性の増したゴブリンにしか見えんぞ・・・

―ほら、ここ!少し戻ってる感じする!凄い!

無邪気に喜べる彼女が少し羨ましい。

「次は、転職だな。俺の【召喚者】と【導き手】二つセットなら彼女も似たようなこと出来るかな?」

≪転職:複数選択するとその分上がり難くなる≫

おぉ!なら彼女は、安全だな!

≪転職が開始されました。CLASS【下級妖精】【殲滅最下級妖精】【魔導士最下級妖精】【天体妖精最下級】を選択して、新たに称号【最下級の猛進】を会得。【進化の軌跡】が発動して【CLASS条件緩和】と【種族進化緩和】【()()()()()()】を会得。≫

何かまた凄い事になってる。この世界ってインフレ並み敵が多いのかもしれない。

―凄い、声がまた長く聴こえる。私はまだ強くなれる?

そして彼女のステータスを視て俺は絶句した。

====================================

名前【ミィティア】

種族【最下級妖精】

CLASS【下級妖精(Ⅰ)】【殲滅最下級妖精(Ⅰ)】【魔導士最下級妖精(Ⅰ)】【天体妖精最下級(Ⅰ)】

年齢【5320歳】

状態異常【邪神の呪い※一定条件を達したら種族全体の呪いが消えます】

Lv【1】(【経験値タンク】で調整可能)

HP【800/800】

MP【2000/2000】

SP【100/100】

STR【850】

DEX【500】

VIT【950】

INT【900】

MND【100】

LUK【100】(MAX)

適正【・炎・地・氷・雷・神・月・回復・破壊】

スキル【・言語理解Lv.10・槍術Lv.10≪・聖槍術Lv.1・魔鎗術Lv.1≫・剣術Lv.10≪・聖剣術Lv.1・魔剣術Lv.1≫・拳術Lv.10≪・聖拳術Lv.1・魔拳術Lv.1≫・闘気Lv.8・威圧Lv.10≪・殺意Lv.7≫・雷魔術適正Lv.1・天体魔術Lv.1・神話魔術Lv.1・回復魔法適正Lv.3】

固有スキル【・種族会得緩和・CLASS会得緩和【極】・スキル会得緩和【極】・4大魔術大全・2神話属性・寸止めの一撃・最下級の猛進・思考読み・成長限界突破・完全スキル制・進化の軌跡】

称号【英雄に挑戦せし者】【英雄を打ち倒し者】【可能性の卵】【ネームド】

====================================

レベルが低くなって弱くなったのだろう、ステータスが凄く下がってる。

だが、それよりも不穏なスキルがある。

≪完全スキル制:レベルが上がっても、ステータスが成長しなくなる。※進化や転職の+値は保持したままになる。≫

てことは、元のステータスってこれより低いのかな?良かった複数転職しておいて。

―ん?何か怠い、もしかして弱くなってる?

「そうだな、元のステータスが低いから急に下がって怠く感じるんだろう。」

―どうしよう、これだとレイを守れない。

「何時から保護者になったんだ・・・。それと、完全スキル制ってのが痛いな・・・」

俺達の苦悩は多分続く・・・


―王都冒険者side―

何やら最近森が騒がしい、ゴブリンは比較的に大人しくなってるが、オーク共が人里に現れるようになったらしい。

「おうバトス今日もフェイちゃんの働いてる酒場に行くのかい?」

「うるせぇぞ、デロン!第一フェイちゃん目当てじゃなくあの酒場が気に入ってるんだよ!」

「おいおい、何か何時もと様子違うぜぇ?どうしたんだよ、悩みか?」

デロンとは、4年近く酒盛りに付き合って結構仲がいい方だ。冒険者としてこいつの方が少し上だし話とこう。

「最近オーク共が森から人里に頻繁に降りてくるようになったんだ、森で何かあったかも知れねぇ。」

「おい、バトスそりゃ本当か?ギルドに言ったのかそれ?」

「これから行くつもりだが、もしかしたら調査隊が組まれるかもしれねぇな」

「もしかしたら、【森の怪物】が最近大人しくなったのと関係あるのかねぇ」

【森の怪物】か、懐かしいな。よく祖母ちゃんに「悪い事すると【忘却の魔女】の眷属【森の怪物】が喰いに来る」と言っていたな。御伽噺みたいなもんだ。

「本当に居たらとっくに見つかってるだろうよ。」


―この時話していた【森の怪物】は、ミィティアの事だった


西暦796年、オークが人里に降りてきて多くの()が連れていかれた。調査隊も組まれたが何も発見できなかった。

この時に村人が「2人の人が森に入っていった後に、途轍もなく大きな物音が響いた」と証言していた。

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