7話「数ヶ月訓練の果てに―スキル以外変化してねぇ!」
麗side
あれから俺は、ゴブ娘の指導の下数ヶ月訓練していた。確かに強くなった気がする。そう確信してステータスをみる。
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名前【遊星 麗】
種族【人間】
CLASS【召喚者】【導き手】
年齢【19歳】
Lv【1/1】
HP【13/13】
MP【3/3】
SP【34】
STR【34】
DEX【21】
VIT【50】
INT【19】
MND【0】
LUK【3】
適正【生活魔法】
スキル【・経験値増加Lv.3・言語理解Lv.6・剣術Lv.4・拳術Lv.3・槍術Lv.2・弓術Lv.6・料理Lv.7 裁縫Lv.6・生活魔法適正Lv.8】
固有スキル【・鑑定・隠蔽・看破・テイム・召喚・名付け・経験値タンク・無限収納・最弱の英雄】
称号【異界の迷い人】【最弱の英雄】【下級妖精を従えし者】【穢れを受けし者】
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・・・スキル以外変わって無かった。
―どう?強くなった?なったでしょ?
「スキルは増えて幾つかレベルが上がって、適正が【生活魔法】かぁ地味だな」
―適正が生活魔法!?初級妖精【シルキー】しか適正を得ないのに凄い!
えぇ...【生活魔法】ってレアなのか(困惑)
「下級と初級ってなんか違いあるの?」
―私達下級は、そんなに妖精の力使えないけど初級妖精達は妖精の力を少し使えるぐらい。
貴方も十分にナンバーワンだよ・・・
と言うか初級妖精で使えるであろう【生活魔法適正】が8だと?魔法使った事あったけ・・・
―人間は、模擬戦の時に時折光ってる多分それだと思う。
模擬戦の時に光ってる?
「どこ光ってた?」
―後頭部辺り
誰がハゲじゃ!まだハゲてねぇーわ!と言うか模擬戦の時確か、光れ―と注意を逸らせたらって思ってたな。もしかして無意識に使ってた?
―多分人間のスキルの成長早いの、私のスキルが影響してるのかもしれない。
へぇ~スキルって詳細見れたんだ、初めて知った俺も自分のスキルの固有スキルの詳細見るか。
≪鑑定:生物や物を見極めるだけのスキル。この世界には、鑑定版があるため殆ど使われない。≫
≪偽装:ステータスの情報だけではなく物理的情報も隠蔽する事が出来る。※悪用厳禁≫
≪看破:相手の嘘を見抜くだけ。ONとOFFの切り替えが出来る。※現在OFF(悪用厳禁)≫
≪テイム:お互いに了承したら、テイム出来る。≫
≪召喚:テイムした仲間を何処に居ても呼び出す事が出来る。≫
≪名付け:テイムした仲間の名前を付けることができる。名付けするとその仲間を進化させる事が出来る≫
≪経験値タンク:スキル保有者のLvを1に固定する代わりに経験値を貯める事が出来る。≫
≪無限収納:容量無限で時間経過による劣化はしない。生物を入れる事は、出来ないので注意≫
≪最弱の英雄:ステータスが成長しない。≫
・・・そうか【経験値タンク】と【最弱の英雄】が合わさってこれなのか。
―どう?強くなった?
「あーなんて言うか、スキルを強くしないと、強くなれないんじゃないかなぁ」
―今後の課題はスキルを強くすることになりそうだ