4話「ゴブリンって【テイム】出来るんだぁ。はぇ~え?俺弱くね?」
麗side+???side
―???side―
名前【なし】
種族【妖精】
年齢【5320歳】
状態異常:【邪神の呪い※解呪は出来ません】
Lv【513】
HP【23400/23400】
MP【11800/11800】
SP【42000/42000】
STR【23800】
DEX【24000】
VIT【12900】
INT【8900】
MND【48000】
LUK【32】
適正【・炎・光・土】
スキル【・言語理解Lv.10・槍術Lv.4・剣術Lv.6・拳術Lv.8・闘気Lv.1・威圧Lv.10・殺意Lv.2・炎魔術適正Lv.3・光魔術適正Lv.1・土魔法適正6】
固有スキル【・寸止めの一撃・スキル会得緩和・思考読み・成長限界突破・進化の軌跡】
称号【英雄に挑戦せし者】【英雄を打ち倒し者】【可能性の卵】
な、なにこれ。
―ねぇこれってなに?これが【すてぇたす】なの?
英雄に挑戦せし者ってもしかして―
「あ、もしかしてボード視える?」
彼が口を開いた。
―麗side―
あー視えちゃったか、下手に鑑定使うと彼女に思考読まれて次は無いだろう。
―ねぇ聞きたいことがあるんだけど。
「ん?答えられる範囲なら答えるよ」
―色々な数値って言ってたけど、どれがどれなの?
あーそこからか...
「HPがヒットポイントで0になると死んじゃうんだ。MPは、魔法を行使する魔力量?みたいなものSPは多分体力が疲れると徐々に減るだろうから、スタミナポイントだね」
俺が知ってる限り教えた。ふっこれで俺の見せたら多分糧にされるだろう。
―【すてぇたす】は相手に視えないの?
「どの角度からみても何もないね」
何故か彼女は涙を流した。
―ごめんなさい、ごめんなさい。私貴方を殺しかけたかもしれない。
彼女は見た目が醜くても心までは醜くないようだ。恐らく思考を読んで僕のステータスを視たのだろう。
―なんでもするから、許してくれる?
ん?この流れは不味いあれが出る。
「今何でもするって言った?」
ヤバイ何時もの悪乗りだ。終わった、彼女の好感度はもう地に落ちている筈だこんな事言えば生命活動が終わる。―せめて遺書は残したかった。
―い、いやらしい事をするなら相手を選んだ方が良いと思うの。
彼女はそう言ったが僕に思考読む力なんてない。なら簡単だ。
「僕と一緒に旅に出ないか?」
―うんっ!
彼女が返事をした瞬間に光が―
≪両者の同意により、遊星 麗に【テイム】を会得しました。魔物や種族を仲間にした特殊条件として【クラス:導き手】と【召喚者】を会得しました。≫
ほわぁ!?特殊条件でクラスの取得!?
「な、なんか凄い事になってる。」
―神の声が長く聞こえる。もしかして、貴方のお陰?
神の声?よく解らないが
「多分そうだと思うけど俺は、君と旅が出来れば良いや」
また泣いた。彼女はもしかして1人の時間が長くて人肌恋しかったのではないだろか?
―ありがとう。今までそう言ってくれる人間なんて居なかった。
不思議と年相応の少女がそこに居るような感じがしてドキってした。