12話「初めての村とオーク達」
主人公side
あれからかなり【ムキムキダナ】を倒しながら村を目指して到着した。
「止まれ!」
どうやら村でも、ちゃんと働いてる衛兵が居る様だ。
「身分証は持ってるか?それと臭いなお前」
「いえ、僕は森の中(転移して)で育ったんで無いです、彼女もその森の中に。」
「・・・すまんな、オークが最近活発に村に降りて来るって報告があってな、警戒中なんだ。」
オーク!彼女にも聞いたが人間は危ない以外教えてくれなかったな、もしかしたら聞けるかもしれない。
「すいません。森で育った身で解らないのですが、オークって危険なんですか?」
「あぁ凄い危険だ。あいつらは、人(男)を食い物にするんだ。見た目は良くても油断するんじゃないぞ?」
「分かりました、ありがとうございました。」
そうか、やはりオークは人(女)を食い物にするのか。これは、ミィティアが嫌うのも頷ける。
「そいえば冒険者ギルドって村にもあるのか?」
―村にはないよ、街にしかないの。
次の村ってどれくらい掛かる?
―確か3日だったと思う。
馬車かないか聞こうとしたその時―
―オークだぁ!オークが来たぞぉ!
―!?レイ早く逃げて!
「よぉし!これは定番の無双イベントだな!」
そして、オークが出たと言う場所に駆け付けた、そこには容姿が整った緑っぽい美形の男性が経っていた。...無茶苦茶イケメンじゃないですかー
「なんだ?あの人間。凄くイイぞ。」
「だな、あれは、俺が頂くぞ。」
な、なんだ?背筋に凄いゾゾゾって来たぞ?
―レイ!逃げて!
つい鑑定してしまった
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名前【なし】
種族【オーク】
CLASS【男喰いの豚(Ⅵ)】
年齢【120歳】
状態異常【発情】
Lv【31】
HP【1200/1200】
MP【80/80】
SP【200/200】
STR【120】
DEX【80】
VIT【43】
INT【42】
MND【40】
LUK【13】
適正【・土】
スキル【・言語理解Lv.4・拳術Lv.5】
固有スキル【・完全男性特攻】
称号【人を喰いし者】【男のみを喰いし者】
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なんだ?いやな予感するぞ。
≪完全男性特攻:自分以外の男性が攻撃しても全てを無力化する。そして相手が男だった場合のみ相手より遥かに強くなる。相手が異性だった場合無力化ではなく吸収になる。≫
要するになんだ。
「ホモークか貴様ぁ!」
「ほもーく?ほぅ中々イイ響きだ。俺が味見してやるよ♂」
嫌だぁぁぁぁ!助けて!ミィティアァァァァ!
―触れさせない!
彼女の一閃は間違いなく入った・・・筈だった。
「ん?なんだ今のはかなり響いたぞ」
―ッ!?何で通らないの!
「おや?君はゴブリンの娘っ子じゃないか」
なんか知り合いみたいだ