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◆◇理論と心情の乖離◇◆
空の表現として。
透き通った青い昼の空、と表現したって本当に透き通っているわけではないでしょう。もし透き通っていたら雲や大気圏を通り越した先の、屑や惑星が見えることでしょうから。
気持ちの良い昼の空、と表現したって本当に気持ちの良いわけではないでしょう。じっとりとベタつく汗、まとわりつく温度湿気、そのどれもが不快感を与えているわけですから。
遠い遠い夏の昼の空、と表現したって本当に遠いわけではないでしょう。近い未来にその空を突き破って、汚くなった地球とはおさらばするでしょうから。
これを踏まえて夏の空として適切な表現は、
『濁って気持ちの悪い汚い空』だと私は思いましたが、
窓から瞳に映るのは『透き通った気持ちの良い綺麗な空』なのです。