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音程が悪い?馬鹿を言うなってば!どこの世界も悪かったよ!

吾妻ひでおさんがなくなったというニュースを聞いたばかりのせみころーんさんですどーもーととととて。


もう、なろうの高校生くらいの人にとっては何のことかわからないので、ちょっとだけ説明します。


いまではなろうに萌えキャラが挿絵になっていることは珍しくないんですが、この挿絵文化の元祖が吾妻ひでおさんでした。


吾妻ひでおさんがまだ活躍(まだ失踪する前です)していたころは、漫画はやはり子供の読むもので、アニメも当然セルで画質が悪く、同人文化もさほどの盛り上がりがありませんでした。


では開祖だからさぞえらいのかといわれると、彼はえらくなりだしたとたんに失踪しました。


この件については本人も「失踪日記」で漫画にしていますが、彼が語っていない面が多く、いまだに謎です。


一説には漫画家として、ななこSOSを超えられなかったからといわれています。


いまアニメ版のななこSOSを見返してみてびっくりするのはBGMのコードのセンスですね。ころーんさんも「こんだけ音程が外れて雑なアレンジでなんもいわれないわけ?」と言っておりますが、当時のアニソンはこんなもんです。


大体OPを聴いてみてくださいよ。Youtubeやほかの配信サイトほかで上がってますから。(公式にどこが配信してるのかわからないOPは推奨サイトもかけなくて困ります)


ストリングスにドラムスでエレキギター、これが定番なんですよね。エレクトロニクスはまだ入ってないんですよ。


当然音程も音叉とピアノでとってます。サウンドチェックも甘くて、ときめきトゥナイトのようにこれでもテイクオーケー出るのかってのまであります。


こういうのをみると、ころーんさんは「昔の人って音程とか悪いよねー」と、ごろごろにゃーとかいってる軒先の眠そうな糸目の猫そっくりの顔つきになります。


でもね


ちょっとまってくださいよ!ころーんさん。


ララモエラーもころーんさんも、デジタルチューナーでセント単位でトレーニングしてるから、なんもわからないんですよ。


昔の人はですね、大体、ピアノもヴァイオリンも見たことない人だらけだったんですから。


日本に関する限り、ピアノやヴァイオリンがおけいこ事として定着するのは少なくとも1970年代で、それ以前でピアノやヴァイオリンの所持者はいても、習う人は少なかった。つまり、西洋楽器のピッチがなんなのか全く知らない人が多数派だったのです。


それがたったの半世紀で、セント単位のチューニングが行われるようになり、純正律版と平均律版を相互に聴き分けるのが常識になるまでに25年もかかってない。


だから、おそらくセント単位のチューニングで覚えてしまった人はですね、昔のアニメのOPとかきいても、なんでこんなに音が外れるんだという印象しか得られないでしょう。


これは日本の話です。


では海外はどうでしょうか。


辛口のころーんさんとそうでもないララモエラーにミヒャエル・ギーレンがピアノパートを弾いてるシェーンベルクの「月に憑かれたピエロ」を聞かせてみました。


どうですか?


さすがのころーんさんも固まってしまいましたね。ララモエラーは「ヨーロッパ人はすぐ間違えるとテイクを非公開にするからずっこいひっきょい」だってさ。


これでもね、あれらは標準レヴェルです。


ウェーベルンがシューベルトのドイツ舞曲を編曲レコーディングしておりますが、弦楽器の水準はあれで「合格点」です。


ということは。


19世紀はどうだったんでしょうか。


おそらくはテンペラメントと平均律の区別がついているといっても、それはやはり建前で、弦楽器は16型で毎度音律が狂ってるんですから、たいして問題がなかったんですよ。


その時代なら、、、その時代なら日本人がヨーロッパに通用したとか言っても何の自慢にもなりえないと思うんですよ。ヨーロッパですらあれですからね。


チャイコフスキーコンクールなるものが存在しなかったロシア帝国ですら、ボリショイ歌劇場フィルの音程は昨日のフェリーチェ歌劇場フィルよりも滑ってました。


ころーんさんやララモエラーは知らないが、すらあっーしゅさんが「珍味だと思って聞けばよろしっ!」とニコライ・ゴロヴァノフの振ったチャイコフスキーやラフマニノフを勧めてくるのでした。ボリショイ歌劇場フィルの弦楽器は第一ヴァイオリンから思い切り滑り、ひどい時には金管すら外します。


せみころーんさんのおとうさんは「ソ連だって音程は外れてるほうだったんだけど、社会主義体制になって音程が外れると死が迫る時代になって、、あとはいわなくてもわかるよね」と、ピッチの外れた人間の処分方法について、よく知っていました。


どうしてこれだけピッチの外れる人間を100人も呼んで、ぐちゃぐっちゃーと鳴らさなければならなかったのか?ということも、なろうの読者はわからないと思いますね。


もうそんなの知らなくていいんです。人数が少なければ音程は正確だが、100人になれば外れて当たり前、そんな時代があったんですよ。

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