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終わりゆく世界に紡がれる魔導と剣の物語  作者: 夏目 空桜
第二部 第二章 アールヴの闇
158/266

老騎士萎びる

短いです、ごめんなさい

「うおぉぉぉおぉぉぉぉっ!! 儂、参上じゃわい!!」


 ドカラドカラドカラドカラッ!!


 森を全力で行軍するわずか百騎ばかりの先頭でじじぃの咆哮がこだまする


「バドハー様、突然絶叫されてどうされましたか?」

「何でもないわい! なんか随分と久しぶりに主役が回って来た(出番が来た)気がしたから、ちょいと吠えてみただけじゃ!」

「ハッハッハッ! 伝説の英雄殿も久しぶりに戻ってきて戦場に血の滾りが抑えられないと言う訳ですな!」

「まぁそんな所じゃ!」

「皆の者! 伝説の大英雄バドハー様が滾っておられるぞ! 後れを取るな、我らも気合いを入れるのだ!!」

「「「「「おおおぉぉぉぉっ!!!」」」」


 ―― 一方、そのころ――


「いっくしっ! くそっ……嫌な予感がする。あのじじぃ、隠密行動ってこと忘れて騒ぎ散らかしてるんじゃないだろうな?」


 アルフォンスの心配はもっともであった。

 もっともであったが……そんな心配は杞憂に終わるのであった。




「………………ふぅ……」


 齢1500を越える老体。


 主役が回って来た(出番が来た)とばかりにはしゃいでいられたのはものの数分、バドハーは今現在、悲しいほどに萎びていた。

 それでも萎びていることが何となく100人部隊の者達にバレずにすんでいたのは、英雄としての意地と、先頭を爆走するルーディフのおかげであった。


「しんどいのぅ……よく考えったら、儂の歳なら家の中で甘くてクリーミーな飴ちゃんを特別な存在にあげててもおかしくないのに、何を思えばこの歳で独り身のあげくあんな小僧に良いようにこき使われとるんだか……」


 刹那、我に返った老英雄の悲しい独り言。

 そして二日目の夜、モチベーションはだだ下がりのまま戦略の要所に到着した。

本当にビックリするぐらい短かったでしょ!←逆ギレ気味に

次回は少し長いと思います……ごめんなさい!!

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