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ダークナイト

序幕で凄く短いですが、アル君、最後の物語開始です。

読者の皆様、よろしければ最後までお付き合いのほど、よろしくお願い致します。

 眠れ、傷付きし戦士よ

 目覚めよ、終わりを呼ぶ魔術師よ


 偽りを生み出した聖杯に、全てが帰るその日を待ちながら――




 これは世界の全てに憎まれた若者の、はじまりの物語。

 愛に餓えながら、自らの意志で最愛を裏切り手放した(わかもの)の物語。


 男は暗い眠りにつきながら、ただ覚めぬ悪夢の中で思い出す(ねがう)のだ。


 あの一瞬の輝きの中で見た、自分を殺す男と出会える(まじわう)未来が来ることを。

 そして、何時の日か――


 手放した最愛が、自分の消えた世界でも笑顔ですごせる日が来ることを。



 これは、どうしようもなく不器用で、悲しいほどに弱かった男の、決意の旅路である。

 これは世界の全てに憎まれた男、アルフレッドが人間であった頃の最後の(ねがい)である。


 これは――

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