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第三部『反撃開始2』

※少し長いです。




『春夏秋冬の恋~ヒトトキ~』

女性向け恋愛シュミレーションゲーム。



ヒロイン 『四季(シキ) (ウルウ)』は、

有名な由緒ある学園『私立 春夏秋冬(ヒトトキ)学園』に特待生として入学する。

そこで五人(・・)の素敵な男性と出会い恋に落ちる。


【春・主人公の幼なじみ】

春谷(アズマヤ) 春太(ハルタ)


【夏・硬派な不良】

榎月(カヅキ) 夏目(ナツメ)


【秋・俺様生徒会長】

萩原(ハギワラ) 秋人(アキト)


【冬・生真面目風紀委員】

柊木(ヒイラギ) 冬夜(トウヤ)


各々が春夏秋冬に合わせた名前で私は『閏年』。

ライバルキャラの

十二月三十一日(ヒヅミ) (ミソカ)』も

読んで字のごとく『大晦日(オオミソカ)』。


この世界が乙女ゲームの世界、または

乙女ゲームに酷く類似した世界と仮定した

私がとった行動…それは攻略キャラを攻略しないこと。


それがいけなかったのかもしれない。

気づいたら攻略者達はライバルキャラの

十二月三十一日 晦を好きになり、

いつの間にか取り巻き状態。


時折彼女に睨まれているのに気づいていたので

間違いなく私に敵意があるのは明白だった。


だが彼女と関わることさえなかった私が

嫌われている理由などわかるはずもなく

そのままにしたのが事を悪化させたのだ。


…彼女もまた転生者で

逆ハー狙いで全キャラ攻略後プレイできる

隠しキャラの攻略を目指していたのだ。


先ほど五人と説明したのに対して

春夏秋冬の四人しかいなかったのは間違いではなく

五人目の隠しキャラは公式で発表されておらず

四人の攻略を得て開かれるストーリーで

スチルはおろか名前や顔さえ発表されていない

シークレットキャラなのだ。


彼女にとって私は攻略の邪魔…

不良に、生徒会長に、風紀委員…

あとは私の幼なじみの春太を攻略するだけ。


…だけどそれは失敗に終わる。

私が幼少期の春太と過ごしたせいで

春太は私に影響され…多少、

性癖…じゃなかった性格が変わってしまったのだ。


彼女からすれば春太を攻略出来ず

その原因である私を排除しようと

あることないこと言って私を陥れるよう仕向けた。


惚れた女が過激な虐め嫌がらせを受け

それに耐え忍び口に出さずとも、

私を見かけると怯えたら

誰でも私が犯人だと思うだろう。


春太でさえ私が犯人だと思って

『酷いよルウちゃん!

そんなに虐めたかったらぼくにしてよ!』

と理解し難い迷言を吐いてた。


確か彼は『わんこ系幼なじみキャラ』

……だったはず…

どこで間違えたんだ…私の幼なじみは…




まぁ何が言いたいかというと、彼女のせいで

見目麗しき生徒会長や本校一の不良、

規則に厳しい風紀委員の3人に目をつけられ、

彼等が敵に回った段階でジ・エンドって感じで

3人が怖くて逆らえない生徒や(見た目だけは)

可憐な美少女の十二月三十一日晦ファンに虐められ

時にはこの3人の殿方に

身に覚えのないことで呼び出されている。


今回もそうだろうが、

いい加減幼稚な嫌がらせや虐めにも

飽きてきたので

今日で全て終わらせようと思って

敢えて呼び出しを無視してみた。



主人公は無自覚のサディスト気質なので

幼なじみのわんこが

いつの間にか扉開けちゃいました。


因みに幼なじみわんこも少しヤンデレです。

虐められるのも蔑まれるのも『ルウちゃん』

(←四季閏のこと)じゃないと感じません。

何がとは言いませんが。


基本幼なじみの四季閏と

両親、妹の『(ウララ)(5歳)』以外はどうでもいい。


原作ではヘタレ系わんこだが、

ルウちゃん(と家族)以外は嫌いな狂犬になってる。

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