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第十三部【攻略対象者編】『萩原秋人の心情』

萩原秋人(ハギワラアキト)

騒動の時の心情。

世界有数の株式企業【萩原グループ】の跡取り。

それがどこにいても俺についてまわった。


大きな会社のトップに立つに相応しいよう

父に教えられた

『人の上に立ち常に一番であれ』と

家訓に従って生きてた。


その重責を軽くしてくれたのが(ミソカ)だった…。





生徒会長となったのも、

人の上に立ち常に一番であるためにだった。


晦は俺がその覚悟に

苦しんでいるのを知って支えてくれた。


(晦となら俺は家訓に潰されず生きていける。

…2人でなら会社を背負っていける。)


そう本気で思ってた。





彼女は優しい。だけどその優しさは平等な故に、

俺以外にも晦に惚れる奴は多かった。


大抵の雑魚は俺が晦に好意を寄せてることを

知って身の程を(ワキマ)えて消えていったが

そんなこといざ知らずと執拗(シツコ)

晦にアプローチする厄介な奴ら…


風紀委員の柊木冬夜(ヒイラギトウヤ)

本校一の問題児、榎月夏目(カヅキナツメ)…。


奴らに先を越さないためにも、

なるべく晦の傍にいることにした。


俺が生徒会の仕事で動けない時は

晦を生徒会室に呼んだ。


直に晦にも役員になってもらおうと思っていた。


晦はあまり難しい仕事ができなかったので、

書類のホチキス止めを手伝ってもらった。


…そのホチキス止めも中身の資料が

バラバラだったので他の役員にやり直させた。


もちろん、晦がいない所でだ。

自分の作った資料の作り直されている

所など見たら傷つくに決まってる。


その事に関して副会長から

二度手間になる上時間の無駄だと、

いくら惚れてるからって

生徒会室に私情を持ち込むなと言われた。


俺は晦に対して文句を言った

副会長を会長命令で辞めさせた。

他にも文句のある奴がいれば

出ていけと言ったら皆、いなくなった。


…仕事は大変になるが、

これで晦と2人きりになれると思った。



そんな時だった…晦が

同じ一年の四季閏(シキウルウ)に虐められていると知ったのは…。


俺は生徒会長の権力を使い、

四季閏を生徒会室に呼び出した。


彼女に虐めについて聞いたが否定した。

…きっとこんな大事になると思わなくて怖気づいたのだろう。

学園を辞めるよう誘導したが、彼女はやめなかった。


(…晦を虐めといてよくノコノコと学園に通えるな。どんだけ図太い神経してるんだ。)


反省の色を少しでも見せればいいものを、

彼女は悪びれることなくむしろ、

晦を馬鹿にしてる様子だった。


(…今まで、晦の優しさに免じて大事にしなかったが…)


晦が受けた屈辱を同じ形で

四季閏に返すことにした。


生徒会長の根源で臨時生徒総会を開き

四季閏が晦を虐めていることを暴露し、

証人として、風紀委員の柊木や

晦と同級生の榎月にも出てもらった。


それ以降、四季閏は一部生徒に反感を買い

悪質な嫌がらせや虐めにあっていた。


…だが彼女はそれらに懲りることもなく

平然と学園生活を過ごしていた。


その姿はいっそ清々しいまでに

反省の色を見せることなく自分を貫いていた。


最後の手段として、生徒会で管理している

個人情報を漏洩させようと考えたが

何故か(・・・)彼女の個人情報だけが

見つからなかった。

まるで最初から抜かれていたように…。


教師にそれとなく聞いたが

ものがものだけに教えてもらえなかった。


一介の教師じゃ話にならないと見込み、

俺は理事長に直に直訴しにいった。


…四季閏の個人情報だけ書類がなかったんだ。

きっと彼女が先を見越して、

生徒会室に侵入し盗んでおいたのだろう。


理事長は俺が彼女の個人情報を

悪用手しようとしたことに気づき、

生徒会室に個人情報等の書類を

全て理事長室にて保管することになった。


因みに四季閏の個人情報等の書類は

変更箇所があったようで、

理事長が手にしてたのだ…。


…タイミングが悪かった。




理事長には処分として反省文10枚と

三日間の謹慎処分を喰らった。


(…なんで俺が

謹慎なんてされなきゃなんねぇんだ)


父さんに本当のことを話せるわけもなく、

風邪をひいたことにして、

謹慎処分中の三日間を(シノ)いだ。





『1-S、四季閏(シキ ウルウ)。至急生徒会室に来い。

来なければそれなりの処罰を受けてもらう。』


謹慎を明けて初めて登校した日に

俺は行動に移った。


晦が虐めらてたことはもちろんのこと

彼女のせいで謹慎処分になったことが屈辱的で

直接的ではなくても原因である

彼女を生徒の目の前で裁くことにした。


…だがいくら待てども四季閏は来ない…。


(…俺をこんなに待たせるなどっ、アイツは何様だっ!)


だからといって生徒会室(ココ)で待ち続けても

来る雰囲気はないので、

俺は自ら四季閏の教室へ出向くことにした。




俺の放送のせいもあって、

彼女の教室には多くの生徒が集まっていた。


生徒の間を潜り教室に入っ…


「痛えっ!」


廊下で誰かに足を踏まれたが、

…これだけ人がいれば

俺の足を踏んでも気づかないだろう…


確かに故意的に踏まれた気がしたのだが…


きっと気のせいだろう。

気にせずに教室に入っていた。


教室に入る際、廊下で窓際のドア付近に立っていた

一年の男子生徒が俺を睨んでいた気がした。


(…アイツが俺の足を踏んだのか?

いや、わざとじゃないかもしれないし、

足を踏んだことに気づかなかったんだろう)


第一俺は、

一般生徒に恨まれることなどしてないからな。




「…遅い何をしてる。

この俺にわざわざ足を運ばせるなどお前は何様だ。」


俺が来たことでざわつく教室。

それに応じて冷めた目で俺を見返す四季閏…


…なんとなく馬鹿にされた気がして

反射的に四季閏を睨む。


「何か言いたげだな?」


「えぇまぁ

それなりに言いたいことはありますね。」


言いたいこと?

ついに晦に謝罪する気にでもなったか?

…いやコイツのこの態度からするに


「コイツ全然反省してねぇ、」


「せっかく、晦が人目に当たらぬよう

生徒会室で話をしようと言ってくれたのに

その優しさを仇で返すとは…愚かですね。」


(騒がしかったのはコイツらがいたからか…)


榎月と同じ思考だった…


二人が晦の傍らに立ち

四季閏から晦を守っていた。



『秋人先輩ぃ私の為に来てくれてありがとぉ

それに夏目くん冬夜先輩ぃごめんね巻き込んで』


「気にするな。」


晦の俺へ向けた感謝に少し照れた。

…その後に二人の名前が続くのが

納得出来ないものだが…



そんな俺達を無視して、

そそくさと帰る支度をしている四季閏。


「おい、何してる。」


「見てわかりませんか?帰り支度ですよ?」


「なっ、」


今まで社交界で陰口を

言われたりすることは多々あったが

ここまで明らかに馬鹿にする態度は初めてだ。


そんな態度をとられるとは

思っても見なかったので

すぐに口を開くことが出来なかった。


「なんて口の利き方だ!」


やっと口を開けたかと思ったら

なんだか負け犬のような台詞を吐いてしまった。


「なんだまだいたのか。」


「なんだとっ」


(どこまで人を馬鹿にすれば

気が済むんだコイツっ…)



『もう我慢できない!私がいくら酷いこと言われても、

酷いことされても我慢できるけど

みんなのことを馬鹿にしたことは許せないっ!

閏ちゃんがそのつもりなら…

私っ…ここで閏ちゃんにされた事全部話すからっ!!』


あまりにも巫山戯た態度にあの晦が怒った。



「そうですね。四季には解らせた方が良いです。」


「何を解らせるんですか?」


「しらばっくれてんじゃねーぞ!

テメェが晦のもの奪ったり、

階段から突き落としたりしたんだろっ!」


「身に覚えのあることと、ないことがあるのですが。」


こんな時でも冷静な四季閏に苛立ちを覚えた。


「ほらやっぱり。」


『ひどいよぉ閏ちゃん…』


「大丈夫だ晦。俺が守ってやる。」


悲しむ晦を慰め、そっと肩を抱く。


「では私がやったという証拠は?」


「「「は?」」」


「赤猿…げふん、一般生徒である榎月夏目は兎も角、

学園の生徒の見本であるべき生徒会長や

風紀を守るべき風紀委員が証拠もなく憶測でものを言い、

一般生徒であり、か弱き女性をまるで魔女狩りの如く

裁くなど…まさかとは思いますがしてませんよね?

確たる証拠があって無関係な生徒の前で

私の罪とやらを暴いているのですよね?」


「魔女狩り?これは正当な裁きです。」

「そうだ。証拠などなくても、

晦がお前にやられたと言ったんだ。」

「は?…俺が一般生徒?」


柊木の言葉に賛同し、

俺自身も晦が虐められたことを証言をする。

榎月に至っては…何故か話の論点が逸れていた。



「中世ヨーロッパでは多くの女性…時には男性が

魔女とされ、拷問にかけられ殺された。

まさに今この場もそれと同じく、

罪無き乙女を民衆の前で

魔女と罵り刑に処すかの如く、

一般生徒の前で私を蔑むんですもの。」


柊木の目を真っ直ぐに見て話す四季閏。

あまりにも真っ直ぐな目に

一瞬、四季の言ってることは

事実なのかもしれない、と思ってしまった。



「証拠も無しに自分の惚れた女の言葉だけを

信じているのでしょう?恋は盲目と言いますもんね。

愛を感じますわ。とっても素敵ですね愚かで。

『恋は人を愚かにする』と言いますよね?

もし恋をして貴方方のようになるなら

私は一生独り身でいいです。」


一見、俺達を馬鹿にしてるだけだが

それだけじゃない気がしてならない。


そう吐いた四季の顔が

何故か自嘲してるように見えた。

…その表情は悲しく、辛そうだった。


『愚かって…人を馬鹿にするのもいい加減にしてっ!

恋は愚かなんかじゃないよ!愛されるって素敵なんだよ!

ぼっちな閏ちゃんには解らないかもしれないけど!』


晦の声にハッとする。

これじゃあどっちの味方かわからん。


(いや、俺は晦の味方だ。

…なのに何故、四季なんかに同情してるんだ?)


考えても答えがでるはずもなく、

俺は考えることをやめた。


『それにさっき覚えあるって言ってたじゃない!』


「えぇ。言いましたよ。」


「コイツっ…開き直りやがったっ、」

悪びれることも無く平然とした態度に

つい思っていることが口に出ていた。


「証拠は無くとも、お前自身が証言したんだ。

お前の方が余程愚かじゃないか。」


(そうだ。人を愚かと馬鹿にするくせに、

自分の吐いた言葉に首を締められるなんて

お前の方が愚かじゃないか。)


「何か勘違いされてませんか?

確かに階段から突き落とされたことは

身に覚えのありますが、彼女の私物を窃盗した覚えはありません。」


「その言い方じゃ、まるで晦が

貴女を突き落とした見たいじゃないですか!」


正しく柊木の言う通りだった。

その言い方だと

晦が四季を突き落としたことになる。


「それに晦はお前に嫌がらせで

体操着や上履きを隠されたと泣いてたんだぞ!」


これは生徒会室で二人っきりの時、

晦が泣いていたので聞き出した情報。


晦自身がコイツに

隠されたと言っていたので間違いない。



ゾクッ)


廊下から嫌な視線を感じて

体を動かさず視線だけ廊下へ向けた。


…さっき俺の足を踏んだ男子生徒が

こちらを憎しみ満ちた表情で睨んでいた。


…なんとも言えぬ執念を感じた俺は

そのまま、気づかなかった振りをした。


「『まるで』ではなく実際そうなんですよ。

以前彼女に呼び出されて突き落とされたんです。」


「どうせ嘘だろ。何を根拠に」


「証拠ならありますよ?」


『…は?』


そう言って四季は制服のポケットから

小型の機械を取り出しボタンを押した。



小型の機械はボイスレコーダーだったようで、

そこにはよくわからない言葉を紡ぎ、

四季を階段から突き落とす

晦の声が録音されていた…。


(晦がこんな事するわけないだろうっ!

わざわざこんな物を偽造して…何がしたいんだコイツは?!)


「晦がこんなキチガイみたいなことすれわけないだろ。」

「わざわざ証拠を偽造するなんて…そこまでして僕達に気に入られたいのですか?」


柊木も俺と似たようなことを思ったようだ。


「このボイスレコーダーは

特殊で探偵や警察などが実際に使う為、

確たる物的証拠となるよう加工及び偽造工作が

出来ないものなのですが…

そう言うと思ったのでこちらを用意しました。」


そう言って四季は自分の鞄の中から

1枚の透明なクリアファイルを取り出し

中身を俺達に見せた。


クリアファイルには、1枚の証明書が入っていた…。


そこには、

【このボイスレコーダーが

偽造されていないことを証明する。】

…と書かれていた。


「貴方の想い人は

どうやらキチガイのようですね?萩原秋人会長?」


そう言って四季は俺を嘲笑った。


「どうせその紙も偽造したんだろう。」


あんなキチガイな真似、晦がするわけない。

…とこの時まで思っていた。


「まぁ、そう言うと思ってましたよ。

なんだったら確認して下さっても良いのですよ?

ねぇ?十二月三十一日晦さん?」


『…ぁ、確かあの時ぶつかっちゃったけどっ

まさか階段から落ちちゃうと思わなかったんだもん!』


「晦…?」



なんだよそれ…なんで否定しないんだ?

それじゃあ、さっきのボイスレコーダーの

内容に全部事実だって言ってるようなもんだぞ?


俺は晦に対して小さな…

だけど確かな不信感を感じた。




「そうですか…怖かったでしょう。

確かに突き落とされたことは事故だとしても

晦の私物が無くなったのは事実です。」


「十二月三十一日晦さん。

私が貴女の私物を盗む所を一度でも目撃しましたか?」


『そんなのしてないわよ!アンタに決まっ…

…私が嫌いだから私のもの盗んだんでしょ?……ひどい…

私、閏ちゃんと友達になれると思ってたのにっ!』


小さな不信感は確実に俺の中で広がっていく。

…自分はなんでこんな女が好きだったんだ?

と思うほど晦は愚かだった。


自分の被ってた皮が剥がれていることに、

そしてそれを俺に悟られてることに気づいていない。



(…それに比べて)



「私が貴女を嫌っている?別に嫌いではなかったですよ?

友達になりたいとは思いませんが。」



何故彼女はこうも冷静なのだろうか?

彼女は最初からいわれの無い罪で、

罰せられていたのに…

周りに敵しかいないこの状況でも強気で


(…となると、晦の私物が失くなったのも

犯人は四季じゃないんじゃ……)


(それにしても、

これだけのことをされて嫌いじゃないって

どんな精神してんだコイツ…)



事実とは真逆のことで罪に問われて

それでも負けない…



(…なんでコイツはこんなに強いんだよ…)


会社を継ぐ者としてのプレッシャーに

日々潰されそうな俺に比べ

四季は一般家庭で普通に育った

ただの少女のはずなのに…。


…いや普通の女は、

ボイスレコーダーなんて持ち歩かねぇか…。



「話しを逸らさないで下さい。

あなたが晦の私物を盗んだんでしょう?」


「いいえ。盗んでませんよ?」


…やはり、彼女じゃなかった。


『じゃあ誰がやったって言うのよ!』


「…一応誰が盗んだか知ってますが」


「なんで知ってるんですか?あなたが盗ませたんじゃ…」


「いえ、彼は自らの意思で盗みに働いてました。

私が知っているのは…偶然現場を目撃してしまたんですよ…

…一応その時、止めるように言ったので

それ以降は物がなくなったことはないかと…」


「自らの意思で?」


(…?)


四季にしては珍しく歯切れが悪かった。





「えぇ。ある少年…実名を出すわけにもいかないので少年Aとでも言いましょう。少年Aは学園のマドンナである少女のファンの1人だった。ある日少年Aは彼女の落とした消しゴムを拾った。憧れの彼女の物が欲しくなってしまってそのまま消しゴムをポケットに隠した。盗んだことがバレるかと最初は怯えていたがバレなかった。…それから彼女の私物を盗んでは家に持ち帰った。私が目撃したのは少年Aが教室で彼女の体操着に顔を疼くめ……




『いやぁぁぁぁあぁああ!!!』」


狂ったように叫び出す晦。


(こんなの誰だってやられりゃ気持ち悪い…

それを目撃したから四季も歯切れが悪かったのか…)




「なんの騒ぎだ?叫び声が聞こえたんだが…」


騒ぎを聞いて駆けつけた四季のクラスの担任…

晦はこの教師にも媚を売ってる様子だった。



「あと四季は後日、

十二月三十一日の私物を盗んだ奴を教えてくれ。

生徒指導の元、厳重な処罰を下すから。」



基本的には他人をフルネームで呼ぶ

四季が柊木だけ普通に呼んでいた…。


何故かその事実にイラついた。


(…?なんだこれ?)


柊木教員と四季の間には

俺達にはない何かを感じてしまう…


そのことに晦も気づいたのか、

激昂し、四季に手をあげる。


咄嗟のことで俺は身動きさえ取れなかった。



「…やっぱりルウちゃんじゃないと感じないなぁ」


さっき俺を睨んでいた

男子生徒が四季を庇って叩かれた。


『…?ってなんで春太くんがソイツを庇うのっ!』


「は?なんでぼくが大切な幼なじみ守っちゃダメなの?

第一きみ、ぼくのルウちゃんに

手を上げるなんて許されると思ってるの?

きみが裏でルウちゃんに悪質な嫌がらせをしてたのも

一般生徒を使って虐めてたのも皆知ってるんだから。」


ルウちゃん…話の流れからして

恐らく四季のことだろう。


(……コイツは四季の何なんだ?四季をあだ名で読んでるし、事情も全て知ってるようだし…。)



『なんでよっ!なんで!なんで!なんで!

なんでなんでなんでなんでなんでなんでっ!!』



晦の奇行にびっくりして自分の机にぶつかる四季。


(…四季でも怯えたりするんだな)


ここにきて初めて四季の人間らしい所を見た。



晦は呆然と床に散乱した文具をを見つめていた。

正確には落ちたカッターを……



カッターを拾い上げた晦が四季を襲ってきた。


柊木先生とさっきの男子生徒

風紀委員も動いたが遅い。


四季は頬に傷を追った。


…俺は無意識の内に、

四季なら避けられると思って

庇おうともしなかった自分を恥じた。


(…四季だって普通の女の子なのに、

何を馬鹿なことを考えてたんだ…俺は。)


俺と榎月に取り押さえられた晦は

四季に対する暴言を吐きながら

他の教員達の手で生徒指導室へ連行された。


身の潔白を一人で証明する凛々しさ、

冷静に物事を解決する強さ、

先を見越して準備を整える聡明さ、

そんな彼女が俺の隣で支えてくれれば…


そう思ってたら何よりも彼女が欲しくなった。



ライバルが多そうな上、

厄介なのがいるが彼女は諦めない。

なんとしても手に入れたい。


いずれ我社の大きな力に成りうる存在…。


(…絶対に手に入れてやる。覚悟しろ四季閏。)






恋愛END【未来の社長夫人END】


(■条件3『萩原(ハギワラ) 秋人(アキト)』の好感度70%以上。)

【クリア達成!】

ちょくちょく、伏線が入っている。

理事長が何故か四季閏の個人情報を手にしてた。

…因みに閏は引越しなどしてないので

当然、個人情報に変更箇所などありません。


生徒会長が教室に入る前に

地味な嫌がらせをしてる春太。

彼は女王様に忠実な番犬でもあるのです。

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