25 創作の楽しさ〈不幸と苦労の違い〉②
25、
「推理小説を逆から読む」
そんなフレーズは、これも今さらごとのように様々なサブカルチャーなどに使用されてきましたが、
それを適切な表現で説明した記述に、僕はまだ出会っていませんでした。
まあ、僕は自由気ままで不勉強な人間ですから、そういう機会にめぐり合う確立が低かったわけなのです。しかし、沢山の人と出会ってぶつかり重なり擦れあってゆくうちに、それが何かということにようやく気づいたりしたわけなんですね。
つまり、端的に申しますれば、推理小説を逆から読むという意味は、
『動機から知ってしまう』
ということなんですね。
☆☆☆
簡単に言うと、
人が話しかけてきました。その時点で僕はその人の細かな行動を分析して、ある程度の推測を立てちゃっているんです。
「この人は、何で俺に話しかけてきたのか?」
と。
『相手が何で話しかけてきたのか?』
つまりは、会話的な目的(動機)が解かれば、後は相手の目的に向けてこちら側の行動を舵取りすればいいわけです。
よく、コミュニケーションで難しく言われているのが、
『言葉のすれ違い』
ですよね。
それは、話す者同士の〈ボタンの掛け違い〉、つまりはお互いの話す内容の動機(目的)の違いによるものだと、客観的に見ればよくわかることだと思います。
表面上は同じ内容の会話に聞こえていても、実は、
「本当は私のこんな気持ちを解かって欲しい」
みたいな、裏の裏的な心情をぶつけ合っているような事も日常茶飯事ではないかと思います。
☆☆☆
そんな〈動機〉が、あからさまに見えてしまう人もいれば、推測しにくい人もいます。
そんな時は、会話によって根掘り葉掘りして軌道修正を行います。
☆☆☆
世の中には、病的に平気で嘘をつく人もいます。そんな人もまあ似たような対処をしますね。すごい疲れますけど。
☆☆☆
幼い頃から妙な状況下にいたせいもあって、それが当たり前だったために(※そうでなければ周りが成立しないという状況)、近年までそういう思考経路が普通だと思っていたのが、正直なところなんです。
だから、不幸な状況も、やりようによっては生き抜く知恵にも力にもなっているということなんですよ。
他の人にはない物を得た、みたいな。
そんなふうに、ポジティブに考えるのが僕のやり方なんです。
☆☆☆




