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日日草  作者: 踪部美佐
3/8

3.とり、トリ、鳥


教室


キーンコーンカーンコーン


K先生「授業始めますぞ~」

ラン「起立、礼…」

K先生「出席とりま~す…え~と、ペンペン…ないな~…ペン貸してもらえる」

シオン「あの、毎回毎回忘れないで下さい。貸しますけど…」

K先生「すいません」

――この先生は毎回毎回ペンを忘れる。席が真ん中列の一番前なせいか、私がペンを貸すはめになる。ちなみに、今は生物の授業~

K先生「そうそう、これは授業と関係ないけど、面白いから(実験)やります」

――面白いから!?

K先生「まず、シャボン液に水素を混ぜて…えーと、君協力して」

アキラ「はい」

K先生「じゃあチャッカマン持って…私がシャボン玉吹くので、火をつけてください」


シャボン玉に火をつけた瞬間、シャボン玉はボッと火の玉の様に燃えて消えた。


K「これが水素爆発ですよ。テストには出ないですけど」

――出ないよね。だってこの授業生物だもん

K先生「では、本題に入ります。今日は、植物細胞について・・・教科書は26ページ、図表は~…ちょと借ります」

――だから、なぜ私の…

K先生「図表の40ページ開いといて下さい」


授業は終わり


シオン「ふ~終わった~」

マユ「生物って、ずっと話聞いてるだけだから、眠くなるよ~」

シオン「マユはどの授業も寝てるじゃ~ん」

マユ「寝てないもん!」

ラン「あら?先生の忘れ物みたい」

シオン「シャボン液か…そのうち取りにくるよ」

マユ「え~届けてあげよう」

シオン「でました~!マユちゃんのいい子ぶりっ子」

マユ「違うもん!」

ラン「マユ、気にしないで二人で行きましょう」

マユ「うん!」

シオン「ちょ、待ってよ~冗談だよ、行くよ~」


生物準備室


ラン「失礼します。K先生はいらっしゃいますか?」

K先生「はい、何ですかな?」

ラン「お忘れものです」

K先生「お~忘れてました。ありがとう」

マユ「あ、小鳥さん」


先生のデスクにカゴに入った小鳥


K先生「保護したんです。昨日」

シオン「保護?」

K先生「はい。巣から落ちたんでしょう。学校の垣根の所にいました」

マユ「かわいい」

シオン「なんだ、保護しただけか、私はてっきり実験ようかと…」

K先生「そんなわけないでしょ」

マユ「そうだよシオンちゃん、こんなかわいい小鳥さんが実験台なわけないじゃん」

――ふむ。なんかズレてる

ラン「シオン、マユそろそろ時間」

シオン「お!そうだ、それでは先生、失礼します」

ラン「失礼しました」

マユ「失礼しました~」

K先生「ご苦労さまです」


あの後、小鳥はどうなったのだろうか。




続く。






この話に出てきた『水素爆発』の実験、実際に高校時代生物の先生がやってくれたものです。ただ、あんまり明確に覚えてなくて、間違ってる恐れがあります。

間違ってたらごめんなさい。いや、絶対何かちがう。

自分理科系苦手なんです。では(o・・o)/

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