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第17話 冒険者


 エルドリオン王国の辺境に位置するエル・ライン。ノクステリア辺境伯が治めるそ領地は、辺境とは思えない程の多くの人間が訪れていた。彼らの多くは、武器や防具を装備する者、それらを売るために馬車を連れる者たちだ。平たく言うと冒険者と彼らを相手に商売をする商人たちである。

 エル・ラインは今は無きアヴェリス公国と領地を接しており、時代の関係値によっては大規模な戦争にまで至った。そのため古くからアンデット系の魔物や死体となった人間を捕食するために多くの魔物が出現していたのだ。


 つまり冒険者は地位、金、名誉を求めてエル・ラインを拠点に活動していることが多い。どこの狩場が良いのか、武器は何が良いのか、どのようなパーティ―を組めば良いのか。冒険者にとって情報は命とも言える。

 そんな彼らの今の話題は、隣国であるアヴェリス公国の滅亡―――では無かった。


「おい、聞いたか?ゲートについて」


 エル・ラインの冒険者ギルドに併設されている酒場のカウンターで飲んでいた男―――ジャック・カーターは、テーブル席に座る男たちの話に耳を傾けていた。


「あぁ、勿論。なんでもアンデットが大量に出現する異世界に繋がってるらしいな。そこには武器やアイテムなんかがあって高値で売れるとか」

「いつか行ってみたいもんだ」


―――武器やアイテムねぇ……。


 にわかには信じがたい情報にジャックは眉をひそめた。彼らの話によると、ゲートの向こう側には時折、アイテムが入っている木箱が見つかると言う。


「夢見るなよ。俺たちのような万年Dランクじゃ無理だ」

「それもそうか。はぁ、Cランクに上がりたいな」

「それか、Cランク冒険者を捕まえるかだな」


 どうやら噂のゲートには、入場制限が掛かっているらしくCランク以上ではないと入れないらしい。そしてパーティーに1人Cランクが居れば問題無いと言う。その話を聞いたジャックの行動は早かった。

 カウンター席から立ち、件の男たちが座るテーブルへと近付く。ジャックの図体は日々のトレーニングと度重なる魔物との戦闘により、屈強な体へと進化している。そんな大男が近づいてきたとなると誰もが驚くだろう。


 男たちもその例に漏れず、巨大な図体を見て目を泳がせた。だが、ジャックは気にすることなく空いている席に座ると体を乗り出して話を切り出した。


「なぁ、その話。よければもっと聞かせてくれ」

「あ、あぁ。勿論だ」

「助かる」


 難癖付けられたと思っていた男たちであったが、先程話していたゲートについて詳しく聞きたいと言われ拍子抜けしてしまった。


「その話が聞きたいってことは、最近こっちに来たのか?えーと……」

「ジャック・カーターだ。最近、腕が訛ってきたから調整のために王都から来た。ジャックと呼んでくれ」

「王都から?あ、あんた、もしかして『切り裂き』ジャックか?!」

「ははは。その二つ名は止めてくれ。若気の至りだ」


 『切り裂き』ジャック。

 目の前に立つ者は魔物は勿論、人間であろうとも切り裂く過激な人物像からその二つ名が付けられ、荒くれ冒険者たちから恐れられていた。


 そんな武勇伝とも言うべき過去の出来事に、ジャックは頬をかきながら止めて欲しいと呟いた。


「Aランクのあんたが何故、こんなところに?いや、エル・ラインは辺境と騙ってるが……。王都に居れば、王家から資金が送られてくるのだろう?」

「それはさっきも言った通りだ。王都暮らしで最近、腕が訛ってきてな。できれば強力な魔物と戦いたいんだ。そんなことを考えながら酒を飲んでいた時に、お前たちの話が聞こえてきてな」

「あぁ、そういうことか」


 ジャックの説明に納得した男たち。

 彼らは、大物冒険者を前にして興奮していたため、一瞬だけジャックの表情が歪んでいたことに気付かなかった。

 だが、話は続く。


「それでゲートってのは本当なのか?」

「あぁ、本当だ……っと。そう言えば、言ってなかったな。俺は、トム・ベーカーでこっちはジム・クーパーだ。よろしくな、切り裂きジャック様」

「だからそれは止めろって言っただろう?」

「はははっ!冗談だ、冗談!」

「はぁ、全く……」


 トムの冗談を笑いながら再び止めてくれと言ったジャック。トムは、そんなジャックを見て背中をバンバンと叩いた。どうやら大物冒険者の登場により、酒が回ってしまい大胆な行動を取ってしまっているらしい。

 一方のジムは、完全に酔いが醒めており、冷や汗をかきながら苦笑した。


「なぁ、俺から少し提案があるんだが。一緒にそのゲートとやらに行かないか?」

「え、いいのか?!」

「あぁ、勿論だ。その代わり、ここの酒代は頼むけどな」

「よし来た!これで俺たちも行けるぜ!」


 ジャックの言葉に、トムとジムは奮い立った。依頼元が王家ということもあって、ゲートに向かうだけで報酬が貰える。だが、彼らが興奮した一番の理由は、未知の存在を調査するということだ。

 冒険者であるならば、誰もが一度は想像する物語のような英雄譚。もしかすると自分たちのゲートの調査が後に英雄譚として吟遊詩人に語られる可能性がある。そう考えると彼らが興奮するのも無理はないだろう。


 興奮冷めない中、突如として冒険者ギルドの扉が開かれた。


 経年劣化により、ドアの建付けが悪くなり、耳障りな音が響く。普段であれば、その音は冒険者によるどんちゃん騒ぎにより掻き消える。だが、冒険者たちは日々の疲れを癒す音頭を止めギルドに入って来た青年を見つめていた。


 鎧でも旅装でもない、滑らかな布地で仕立てられた服。胸元から腹部に掛けて金色に輝く装飾が、一つ一つ正確に留められている。漆黒のマントが肩に掛けられ、立襟にこれまた金のチェーンが付いている。頭には奇妙な帽子を着用している。丸く、つばが浅く、額のあたりに金糸で紋章が織り込まれている。腰には、漆黒の服装とは対照的に真っ白に三日月を描くかのような剣を携帯している。


 ある者は、青年を見てその実力を計り奮い立った。ある者は、帽子で隠れている顔を拝みたいと思った。ある者は、服装の質の良さから貴族だと推察し面倒事に巻き込まれたくないと思った。


 誰もがその青年に注目を集めている中、当の本人は気にすることなく受付へと向かった。青年が向かった先は、エル・ラインの冒険者ギルドに一度でも訪れたことがある者は、一目惚れし一緒に成りたいと願ってしまう程の美貌を持つ受付嬢―――モニカ・ベネットだ。


―――ふーん、こいつ凄いんだ。採点してあげる。


 他の冒険者たちが青年に注目していることに気付き、己に見合う人物かどうか祭典してやろうと思った。


「ようこそ、冒険者ギルドへ」


 誰もが惚れる笑顔。現に、青年の動向を観察していた冒険者たちは厳つい顔を緩ませた。


―――ふふっ、男って馬鹿だわ。お前も私に惚れるのよ。


 完璧な笑顔を振りまき勝ち誇るモニカ。だが、その余裕は直ぐに崩れてしまう。      

 声を掛けられた青年は顔を上げ、モニカを見つめる。失礼だと思ったのか、帽子を取り、その素顔を大衆に晒した。真正面から青年の顔を見たモニカは、息を吞んだ。余りにもその顔立ちが整い過ぎていたからだ。


「冒険者になりに来たんだけど」

「……」


 モニカは、言葉を失い沈黙した。青年は、聞こえなかったのかと思いもう一度声を掛けたが、どうやら呆けているらしいことに気が付く。そして、正気を取り戻させようとモニカの肩を揺らした。


 肩を揺らされたことで正気に戻ったモニカは、ハッとして目を大きく見開く。モニカと青年を見ていた冒険者たちは、俺たちの聖女がどこの骨とも知らない男に何かされたのではないかといきり立った。中には青年に対して魔物との戦闘により研ぎ澄まされた殺気をぶつける者まで現れた。

 だが、青年は歴戦の冒険者たちから向けれた殺気を受けても飄々としながら、正気に戻ったモニカに目線を向ける。


「えーと。大丈夫か?」

「は、はい!冒険者登録はこちらの受付で行っております!」

「お、おう。お願い」


 急に元気になったことに驚いた青年であったが、元に戻ったのなら問題無いだろうと判断した。

 モニカはまさか、自分が一目惚れしてしまうとは思っておらず、一時の間放心してしまった事実に赤面した。それを隠すように早口で青年のギルド登録を済ませようと進める。


「ギルド登録の書類作成料として銀貨1枚掛かりますが、よろしいでしょうか」

「勿論、問題無い」


 青年がベルトに付けていた麻袋を取り出した。中を漁っている時、何かを呟いていたがモニカは聞き取ることができなかった。

 青年は銀貨1枚を取り出すとモニカに手渡した。両手で摘まみ銀貨の状態を確認したモニカは、偽物では無いと判断し冒険者登録に必要な書類を受付に広げる。


「はい、確認いたしました。まずは必要な書類にサインしていただきたいのですが……代筆なさいますか?その場合、追加で銅貨3枚になります」

「いや、自分で書くよ」

「それでは、こちらをどうぞ」


 青年が受け取った書類には、名前、登録した場所、戦闘スタイル、魔法の有無等を記入する欄が設けられていた。

 記入し終えた青年は、モニカに書類を渡す。


「はい、ありがとうございました。サクラギ様でお間違いないですね?」

「あぁ、それでよろしく」


 青年―――サクラギの言葉に違和感を感じたモニカ。それでよろしくということは、これは偽名なのだろうか。だが、モニカは直ぐに納得した。冒険者として活動する者には、偽名を名乗っている者も少なからず存在する。そのほとんどの場合、特殊な事情があるため、目の前に居るサクラギもそうだとモニカは判断した。


「講習はこれから受けられますか?」

「講習……?」


 サクラギは、疑問符を浮かばせながらモニカの言葉を繰り返した。


「その講習は必須なのか?」

「必須です。ですが、冒険者として必要な知識を教えるだけなので、10分も掛からないぐらいで終わります」

「実力とかは見ないんだ?」

「そうですね。基本的にそこら辺は自己責任ですので。不安な場合、ギルド職員による指導を受けることができますが」

「いや、いいかな」

「分かりました。それでは講習を始めますね」


 そう言うとモニカは、受付テーブルに広げていた書類の1つをサクラギに渡した。その書類には、注意事項と書かれており、これから説明するであろう内容が文字とイラストにより記されている。

 サクラギが書類に目を通しているとモニカが深呼吸しているのが分かった。


「では、始めます。まずはランクについてです」

「冒険者と依頼には、それぞれランクが振り分けられています。どちらにもFからAランクまで存在します。ランクが上がる程、その人物が強かったり依頼が難しかったりします。ランクを上げるには通常、一定数の依頼達成と昇級テストに合格する必要があります」


 一気に冒険者ギルドでのランクについて説明し終えた。

 一息ついた後、モニカは再び口を開き説明する。


「次は、冒険者と依頼の適性バランスについてです」

「依頼のランクと同じか、それ以上のランクを保有している場合、その依頼は適性だと言えます。例えば、Cランクの依頼があれば、Cランク以上の冒険者が適性ということです。現在のランクよりも高い依頼は原則として受けられませんので注意してください」


―――受注制限があるのか。面倒だな。

 モニカから説明を聞き、サクラギはそう思った。


「最後に、依頼についてです」

「常駐依頼と通常の依頼、緊急依頼、特別依頼の主に4種類があります。常駐依頼とは、掲示板に常に張り出している紙のことです。主にゴブリン討伐やスケルトン討伐なんかがあります。ここ、エル・ラインですとスケルトン討伐の常駐依頼がありますね」

「通常の依頼とは、商人や町人、村人等からの困っていることを解決する依頼です。家の掃除から村の収穫の手伝い等々様々です」

「緊急依頼は、冒険者ギルドがある街や国に危険な魔物が迫っている場合、張り出される依頼ですね。この依頼は、難易度によって強制されます。受けなかったり、逃亡したりすると冒険者資格をはく奪の上、各冒険者ギルドに共有いたしますので気を付けてください」

「特別依頼は、ここまで説明した種類以外のものです」


 ふぅー、と溜息を吐き呼吸を整えるモニカ。普段であれば、ここまで一所懸命に説明しないため額に若干、汗が浮かんでいた。額の汗を腕で拭う姿に、冒険者たちは目を奪われた。


「以上で終了になります。お疲れ様でした、サクラギ様。こちらがFランクの冒険者プレートになります。再発行は別途かかりますので、ご注意ください」

「分かった、ありがとう」


―――俺より君の方がお疲れじゃないかな?


 サクラギはそう思ったが、口には出さず、モニカからFランクの冒険者プレートを受け取る。Fランクの冒険者プレートは銅でできており、裏側にサクラギの文字が刻まれていた。プレートを首に掛けるがマントに隠れ見えなくなってしまった。だが、それを気にすることなく帽子を被り直し、染まることを知らない白髪を隠す。モニカは、綺麗な白髪と顔が見えづらくなってしまったことに残念に思った。


「何か受けてみるか」


 そう呟きながらサクラギは掲示板へと向かった。掲示板には、先程モニカが説明した通り、常駐依頼と通常の依頼が掲載していた。


「うん……?」


 常駐依頼を眺めていると1つだけ色が違う紙があった。これが特殊依頼なのかと思ったサクラギであったが、依頼の種類を見ると常駐であった。不思議に感じたサクラギは、依頼内容を確認するとそこには、依頼主が王家からだということが分かった。内容は、エル・ライン近郊の森に突如出現したゲートの調査であった。


「ゲート……?あぁ、あれのことか」


 サクラギは、ゲートという単語に聞き覚えは無かったが、あのことだろうと当たりを付けた。ゲートの依頼を受けようと思ったが、Cランク以上の制限が掛かっていることを知り、諦めることにした。

 大人しく別の依頼を受けようと他の依頼を見ていると、後ろから声を掛けられたことに気付いた。振り返ってみるとサクラギの2周りは大きい図体に、至る所に傷が見える男がこちらを見ていた。


「よぉ、兄ちゃん。俺たち今からゲートに行こうと思ってるんだ。パーティー編成的に後一人欲しくてな。よかったら一緒に行かないか?」

「あのゲートか。俺も行きたいとは思ってたけど……。何で俺なんだ?別に他にも居るだろう?ましてや俺はついさっき登録したばかりのド素人だぞ?」

「はははっ、嘘言うなよ。……あんた強いだろう?」

「……どうしてそう思った?」


 サクラギは、ジャックの言葉に警戒心を露わにした。ジャックは、サクラギの態度に良い気になり口角を上げる。


「その武器、南方諸国の刀とか言うものだろう?滅多にこちら側に流通しないからな。だいたいの場合、コレクターな金持ちか貴族お抱えの実力者の手に渡ることが多い。コレクターの場合、既に金はあるはずだから態々、危険を冒してまで冒険者になろうとは思わない。というと残りの実力者ということになる。どうだ、違うか?」


―――こいつ、頭が回るな。


 サクラギは、ジャックの分析力に舌を巻きつつも警戒度を1つ上げながら、両手を上げ降参と口ずさむ。


「俺の負けだ。名前は言えないが、とある商人の用心棒的な存在だ。主人がゲートについて知りたいらしくてな。それで冒険者登録したわけだ」

「ほう、やはりそうか。その店主は、見る目があるな」

「やめてくれ。それよりも俺もゲートに行けるのか?Cランク以上じゃないと受けれないって書いてたけど……」

「あぁ、大丈夫だ。パーティーを組んだ場合、その中で一番高いやつのランクがパーティ―ランクになるからな」

「そうなのか」


 モニカの説明には無かったパーティ―の仕様を聞き納得するサクラギ。

 サクラギは帽子を被り直して頭を下げた。


「よろしく頼む。俺の名前は、サクラギだ」

「おう、よろしくな。俺は、ジャックだ。俺のパーティ―はそこのテーブル席に座っている2人だ」


 ジャックは、指をさしたテーブル席へと移動しながらパーティ―を説明した。サクラギは、その後ろをついていきながらこれからパーティーとして行動する男たちを見る。無精ひげが目立ち、身に着けている鎧が錆びている。鎧の下にある服は、ボロボロで色褪せており何日も水浴びをしていないかのようであった。


 サクラギは不愉快な目を男たち―――トムとジムに向けたが、それは瞬きの瞬間であり、その2人は気付くことは無かった。


 サクラギとジャックはテーブル席の空いている椅子に座った。

 ジャックは、「さて」と前置きすると口を開く。


「これでパーティ―が揃ったな。それで、ゲートでの動きなんだが……。誰もゲートの先の情報は持ってないよな?」

「それならゲート前に、兵士が居るらしいからそいつに聞けばいいんじゃないか?」

「国の兵士が俺たち冒険者を相手にしてくれるのか?」


 トムの提案にジムが反論した。「確かに」とトムは、納得するとテーブル席には沈黙が広がった。

 だが、ジャックは心配無いと言わんかのように、首に下げているプレートを手で弄りながら口を開く。


「大丈夫だ。Aランクになれば、粗雑に扱われることは無い。むしろ、王家からの依頼だ。何か秘密の情報が得られるかもしれないぞ?」

「ははっ、流石Aランクだ。それなら問題無いな」

「あぁ、そうだ。仮に駄目だとしても他の冒険者から情報を買えばいいだろう。金なら持ってそうな奴が居るしな」


 ジャックが冗談気にサクラギを見た。サクラギは、「はぁ……」と溜息を吐く。


「あまり、当てにはして欲しくないが……。金ならある」

「頼む」

「……分かった。ジャックが居なければ、行くまでに時間が掛かっていたしな。仕方ない」

「よし。これで、憂いは断てれたな。行く前に……おーい、エール4つだ!」


 話が済んだと判断したジャックは、ウェイトレスにエールを4本頼んだ。


「おい、俺は飲めないんだが……」

「そうなのか?まぁ、いいじゃないか。飲んでみろよ」

「……分かった」


 飲めないと言うサクラギに、隣りに座っていたトムが物は試しだと言った。憂鬱な気持ちになっていたサクラギであったが、その思考はこちらへやってきたウェイトレスによって遮られてしまった。


 ウェイトレスは、円形のトレーに4つのジョッキを乗せながらテーブル席へと向かって来ていた。ギリギリまで入れていたからか、テーブルに置いた時、泡がジョッキから零れ、ウェイトレスの手を濡らす。

 ウェイトレスは、濡れた手をペロリと舐めると「お待たせしました!」と元気な声で挨拶しカウンターへと戻って行った。


「さてと。ゲートへ向けて、頑張るぞ」


 ジャックの掛け声と共に、4人はエールを飲み干した。


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