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プロローグ 転生するらしい。

俺の名前は紅之宮久遠こうのみやくおん、とある神社の神主の長男だ。因みに高校二年生で自室にはラノベとゲーム機とpcが置いてあって漫画はあまり読まない派だ。って、何話してんだか。

「ねえ、お兄ちゃん花火きれいだったね。」

「そうだね、優華。」

「特に最後のやつ奇麗だったね。」

「そうだね。」

俺は隣の少女、紅之宮優華、つまり妹とそんな会話をする、何故って、夏の花火大会の帰り道だからだよ、いやぁ、やっぱ優華の着物似合ってるなぁ。いつもの巫女装束もいいけど制服姿とか着物とか普通に外出するときの服とかやっぱり見慣れたやつよりも見慣れないやつの方がいいよね。

因みに優華は中二だよ。

そして、俺たちは他愛のない会話をしながら帰路を歩く、すると後ろからこういう声が聞こえた。

「兄さんたち、右。」

まるで、叫ぶような声。優華が隣で右つまり俺の方を見る、そして一瞬で彼女の顔が驚きと恐怖に変わった、そのことに少し嫌な感じがした俺は右を見る、するとトラックがものすごい速度で突っ込んできた、そのことに気が付いた時にはもう遅かった。俺たち二人はトラックに轢かれて死んだ、そして気が付いた時には真っ白いところに居た、二人一緒に。


「お主らは死んでしまったようじゃな。」


死んでしまった、か。確かにそうかもな、トラックに轢かれたと思ったら気が付いた時にはこんなところにいた。こんなことが起こるのは俺の持ってるざっと1000冊くらいの小説コレクションの中のことでよく起きる異世界転生する場合くらいしかない気がするんだけど。


「お主、なかなか鋭いの。そうじゃ異世界転生してもらうのじゃ。異世界に双子としての。」


双子?その言葉につられてあたりを見渡す、すると隣に倒れている優華の姿があった、俺はすかさず彼女の肩を揺らし目を覚まさせる。


「んぅ、お兄ちゃん?」


どうやら彼女はまだこの状況に気が付いていないみたいだ。


「そちらの娘も起きたみたいじゃな、では初めましてかのぉ。わしの名前は天之御中主神アメノミナカヌシノカミじゃ。造化三神の一柱なのじゃ。お主らのことは神界でも話題のネタだじゃったよ、才能あふれる兄妹ということでな、まさかの我々もあんなところで命を散らすとは思ってもいなかったのじゃ。故に我々が話し合った結果お主ら二人が双子として異世界に転生することになったということじゃよ。」


優華は理解が追い付いてないのか目を回している、可愛い。

ギフトとかスキルとか加護とかそういうのってもらえるのかな?


「お主、勘なのかは知らんが、鋭いのそうじゃ、お主らにスキルと加護をやろう。ちなみに魔法は無属性も含めてすべての属性の魔法を使えるようにしておくからの。」


さて、どうしようか。加護はやっぱり別天津神とか八百万の神とかの加護じゃね?あぁ、でも魔法神とかもいそうだな、けどやっぱり日本神話の神の加護かな、神に仕える者だったからね。


「私は、八百万の神の加護が欲しいです。」


急に隣で目を回していたように見えた優華が話し始めた。

まじかよ、よりによってその加護かよ。俺は少し驚いた、妹のことだから縁結びとかそういう感じの神様の加護を望むかと思ったんだけどなー。


「そしてスキルは、槍と剣を使えるようになるスキルがいいです。」

「なるほどの、槍使いと短剣使いと細剣使いかの。で、お主はどうしたいのじゃ、久遠よ。加護は八百万の加護で良いのか?お主も。」


遠慮なく言わせてもらおうじゃないか。


「すべての神の加護が付く加護とかないですか?」

「あるのぉ、神々の加護というのがの。すべての世界のすべての神の加護が付く加護じゃな、尤も八百万の加護とたいして性能は変わらないのじゃがな。」

「ならまぁ、妹と同じ加護でお願いします。あと、スキルは、ストレージ、錬金術、物質創造、スキル創造、スキル改変、魔法創造、剣術、砲術、テイム、魔眼の鑑定、未来視、遠見視くらいですかね。出来れば、基本属性以外の時空間魔法、聖属性魔法、召喚魔法とかも欲しいですが。」

「お主、なかなか吹っ掛けるのまあ良いそのすべてのスキルをギフトしようじゃなかのぅ。」

「ありがとうございます。」

俺は斜め45度のお辞儀をした。本当なら土下座した方がいいと思ったんだけど流石にそれをすべきではないと思ったからだ。

「はは、それじゃあさよならじゃ、またどこかで会えることを楽しみにしておるぞ、あと特別に偽装という鑑定とかを偽造できるスキルも追加しておいたからの。それと、あちらの神々にはよくするように言っておくからのそれではまた会えるのを楽しみにしておるぞ。では、二人とも楽しい双子の王族ライフを。」


ミナカヌシ様がそう言うと俺達は白い光に包まれた、そしてその光が収まると、20歳くらいの女性と30歳くらいの白髪白髭の男性が見えた、何だろう泣けてくる。

そして俺は泣いた、隣からも泣き声が聞こえてくる。


こうして俺、イフィルト・フォン・アデルスと

ルルエーナ・フォン・アデルスはこの地に命を降ろした。

第五王子と第四王女として。

妹ちゃんは無口です、兄以外にあまり長文で話すことは有りません。

国名と名前はあれでいいのかな?


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