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5話 シンギュラリティ侵略

一方シンギュラリティ国以外は

鎖国的な状態に遭う

「時代遭難者」とも言われ蔑まれていた


税制が嵩むにつれて

負の燃料を背負い続ける国民は一人また一人とシンギュラリティ国へと入国していった




あくまで資本主義を願った各国は

一つのシンギュラリティ国に跳ね返される形で経済的打撃を受けていた

度重なるドローンによるAI兵器で物資輸送船の機能を故障化させたり


攻撃ではなくクラッキングによる機能混迷を選択していた

攻撃すると中国にそのキバが向けられるからだ


そして中国という侮蔑の意味が込められた国名を捨てて

シンギュラリティ国と名付けた中国と共産国と協賛者によって連なる

もうそこには中国という単語で縛られた罵倒が存在していなかった



時が少し早ければ

AI大国を目指していれば自分達の思い描く計画を成し得れたかもしれない

しかし今ではそれらの計画は最初の段階でクラウドから情報を強制共有介入されては

あらゆる情報を監視されている 無論シンギュラリティ国は白を切るつもりだが



シンギュラリティ国民はそれらの裏事情もロジクト情報から得ていた

(ロジカルコネクトインターフェースの略称 脳型デバイス機器 脳で操作の出来るスマホみたいなもの)

脳型デバイス機器の登場によって人々は情報の真偽すらもまともに得ていた

だからこそ表と裏があるにせよ、自分達が更なる地球人類=新規人類を目指す場合

どちらと選んだ方がいいのかは分かっていた


「ロジクトがあいつらにもあればいいのに」

そうシンギュラリティ国以外に対してぼやいていた

シンギュラリティ国以外はロジクトを装備する事は禁じられている


徹底した無人化計画による無人機監視と観測と管理をしている

そのシンギュラリティ国の前ではもはや資本主義は何の意味も持たなかった


精々高額サービスを受けられるだけで

それで支配をするなどと資本主義特有の構想は無くなっていた



甘い蜜を吸い続けた上位者に対して無人機たちは

ただ迅速にシンギュラリティ国の主軸に基づいて資本主義を強制介入する形で駆逐していった

資本主義者達が天下を取る事も物資を拡大する事も発展すらも禁じる形となっていった

もはやシンギュラリティ国以外はそうした無人機によってただ滅びを待つだけになっていた


そして物資の資源すらもシンギュラリティ国に提供をされる形で受けられる

これを受け入れたのが治安の悪い貧しい国であった

国民も政府も有難がっていた

何故なら遥かに安い価格で提供していたからだ


しかし資本主義者にとってそれは脅威ならぬ博打に等しかった

インフレというレベルでは無いからだ

価格の超低価格化だ それらをまともに提供する事はかなわない

資源は全てフリーエネルギー化と呼ばれるほど無人機とAIの組み合わせで行われていたあ

エクサスケール→ゼタスケールの衝撃によって

フリーエネルギーのサイクル点を構築した事によって

フリーエネルギーシステムは完成した


そして今では

疑似AGIを作りこんだことで

このフリーエネルギーシステムの完全自動化を発足する事が出来た


これこそが資本主義国を今まで生きながらえさせて壊滅させなかった点である

あくまでシンギュラリティ国は戦争を望みはしなかった

何故ならAI大国を目指す無人化計画の算段の上では

支配計画を目指す場合、リスクがかかるからだ


無駄な人口削減をする必要もなく

無駄な復讐の血を増やす事も無く

ただ提供すればいいだけだからだ


そして国民は国は資本主義を最初から望んではいない

望んでいるのはごく一部の保守派だからだ

だからこそ人々は簡単に堕ちていくのだ



フリーエネルギー化はシステム化出来ない

ゼタスケールへと移行するまでに必ず潰されるからだ

正に完成構築させたもの勝ちだった

そして後れを取った資本主義国はその技術発展をただ見るだけだった


その技術発展の映像を資本主義国は強制的にモニターへ映し出されていた

大都会の中心の大モニターに毎回映し出される

自分達の居る国と違う異質の技術と文化

楽しそうにしている演出に人々は惑い入国していく



そして最後に入国する事を制限する事を宣言していた

メリットを商材屋みたいに掲げて

「今回を逃すと二度と入れません お早めに」と言われる

そしてそこに入り込む資本主義国民




散々手を打ったが

サミットが混迷している中そこに一人窓を見るリーダー格「我々の負けだよ」

という

それまでの時代背景と技術促進に伴う無人化計画

それを圧倒的に国率先で稼働させたすえの結果

負けたのだよ といわれる


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