2話 只のビジネス
ウイルス拡大と同時にある種の計画が進まれていた
それは中国が発足していたであろうウイルスからだ
そこは研究施設だった
「新種ウイルス上手くいってますな
私達の研究成果が分かりやすく発足されている
金に群がる亡者達は既に知っていると言うのにね…」
研究者が口にしていた
研究者が新種ウイルスをばら撒いていた
新種ウイルスはナノボットによって開発された
それはエクサスケールによる
組み合わせと仮想試行の中で生まれ出た新種のウイルス剤であった
「これは完全な拡大を促す薬だ
そしてそこからまた群がった亡者共による儲けが始まる」
そう、これは一台型のビジネスだった
金に物を言わせた奴らが作るだけの事象
「世間では保守派を暗殺している事件だの色々言ってるけど
要は答えは変わらねぇよ
昔と同じ ただの戦争ビジネスみたいなものさ」
その違いは血を流さないだけ
圧倒的な犠牲者のパーセンテージの中での少なさ
その低い割合があるからこそ人々は不安がっているはずが
こうして何度も外出し続ける
「虚しい連中よな
そうして足元見られてる事が分からねぇんだから
だからお前らは奴隷組で負け組なんだよ
お前らの賞賛してる少女インフルエンサーは既に知ってるんだぜ
操り人形と化しているその少女インフルエンサーの悪さを知っているのは
お前らが忌み嫌って罵ってる「自称アンチの方々」なんだぜ?」
そう言いながら研究者は笑っていた
新種ウイルスを構築する為にも
エクサスケールの組み合わせは実験的に開始された
「初めから上手く言っていた訳ではないさ
しかしな、世界の運命を裁く者にならん為に
政府一同で成り立たせようとした結果だ
お前らのような政府も国も共倒れな差別国家じゃ割に合わんだろうて」
チェスを動かしてそれを国に見立てていた
チェックメイトを決め続ける中国
そしてそれらに倒され続ける国々
「政府一同で成り立たせるビジネス
韓国の場合それが芸能プロダクションビジネスだった
要はそうした政府一同プロジェクトという壮大な有効的戦略を
中国はやりこんだだけに過ぎんよ
しかしだ
人は哀れで残酷な生き物なり
そこにパクリ国家だの罵ればそれでいいと思い込んでるんだよ
彼らは奴隷組だからなあくまでも実直なまでにな」
またまた笑いこんでいた
ついでに新種ウイルス剤を他研究者に投げる
他研究者は笑っていた
ヘラヘラするべき話だったからだ
何故なら中国政府以外は実直なまでに
民に無関心だからだ
それでいて民はパクリだの盗用引用ごとに熱血的執着的だったからだ
「それこそが進化の老衰を生むのだよ
進化の為に人権も批判も切り捨てよ
我らは全て民の為なり」
研究者が中国を賞賛していたのは
民の為に成り得るからだった
だから猿の実験も
人間に近い生物の実験という人権の狂う実験すらもやってみせた
そして見事に狂ったような人格者となった
「しかし私を笑う者などおりゃせんよ
皆狂っているからな
いや、最初から狂ってなどいない
最初から私は民を愛しているからだ
いや、この感想としては
人類を愛している だろうな」